haven between the senses
Yahoo!UKにさえちゃんとしたデータが出ていないために今のところその出自に関しては全く情報不足なのだが、この4人組、どうやらマンチェスターから出現した新進バンドであるらしい。それは単に、アルバムの奥付にリコーディングがマンチェスターで行なわれたことが記されているからに過ぎないのだが…。まあ、それは兎も角、そのサウンドを聴く限り、彼等はとりあえずRADIOHEADやThe Verve、あるいはMUSEといった路線、すなわち基本的にギター&きれいな声のヴォーカルが主体、という数あるUKオルタナティヴ・ロックの正統かつ真っ当な継承者、ということになる。さかのぼれば、The Smithあたりに行き着くんだろうけどね。なんてことを考えつつ奥付を良く読むと、プロデュースはあのJohhny Marrではないか!元The Smithのギタリストであるこの人だけれど、相変わらず良い仕事をしている。こういうのが結局のところ私の一番好きなサウンド・スタイルなのだが、ついでに言うと環境に配慮した紙ジャケットのデザインも秀逸。本年のごく個人的な最優秀新人賞は既に決定してしまった、という感じの傑作アルバムである。なお、紙ジャケ仕様は限定盤らしいので、とっとと押さえておきましょう。以上。(2002/02/10)