DEPECHE MODE EXCITER
何だか懐かしいので、衝動買いをしてしまったのだが、New Orderと並んで1980年代前半のインディペンデント系テクノ・ハウス・シーン(そんな言葉すらなかった?)を席巻していたDEPECHE MODEの最新作である。underworldにしても、the chemical brothersにしても、元をたどればこの辺に行き着くわけなのだと思うのだが、彼らも彼らなりの変化を遂げていて、今日的な音作りを取り入れているのだが、そうとは言いながら、かつてニュー・ロマンテックと呼ばれた部類に属するのであろう、Dave Gahan(Yahoo!の記事によると、1996年にはドラッグで死にかけたらしい。確かに、しばらくミュージック・シーンから消えていましたからね。色々と苦労があったんだろうなー…。)のヴォーカリゼーションと、彼ら特有の耽美かつ秀麗なメロディは健在で、「歌もの」創作者としての彼らの能力が全く衰えていないことを確認しつつ、感慨に耽るのであった。以上。(2001/06/05)