Masami Tsuchiya 森の人 Forest People
9年振りのニューアルバム。ロンドン在住が長いこともあってか、本作品もロンドンでレコーディングされている。2曲にBuckTickの櫻井敦司が作詞、ヴォーカルで参加している他、元Japanの友人Richard BarbieriやMick Karnも何曲かにクレジットされている。サウンド的には、全編に渡る打ち込み。はっきり言えば、ややテンポ遅めのテクノである。打ち込みによるリズムトラックに土屋のギターとヴォイスが交わる。昔に比べれば随分シンプルになった感じがする。日本語のアルバムを買ったのは本当に久しぶりのことで、いつ以来だかも忘れてしまった。まあ、兎に角、ヴィジュアル系の元祖みたいな人がこういうものを作って刺激を与えるのはとても良いことだろう。最近の日本国内の音楽シーンはやや粗製濫造の雰囲気を醸しているので。打ち込みってのは細心の注意を払わないと、しょうもないものになってしまうのだけれど、その辺が分かってないやつが多いからな。誰とは言わないけれど。次に日本語作品を買うのはいつになることやら。ふー。(1998/11/13)