Philip Glass Symphony No.3
管弦楽曲が本欄に登場するのは初めてのことである。今後増加するものと思われるのでご期待下さい。それは兎も角、本アルバムはミニマリズムの巨匠Philip Glassの『交響曲第3番』と、その他4曲(というより4部か?)の管弦楽曲からなる。演奏はStuttgart Chamber Orchstra及びVienna Radio Symphony Orchestraで、どちらも指揮はDennis Russell Daviesである。録音は1996年で日本国内盤発売は2000年7月。Glassのやっていることは特に難しいことではなくて、単純な音形を単純に繰り返す、というもの。映画音楽やゲーム音楽(こういうジャンルが、間もなく確立されることをここで予言しておく。)としてそのまま使えてしまいそうな諸楽曲は、じっくりと聴くものというよりは何かをしながら、例えばご飯を食べながら、乃至はご飯を作りながら聞き流すのに最適なものである。全然作品論になっていないが、個人的な音楽生活の有り様をちらりと漏らしたところで終わりにしよう。(2001/02/24)