Histo Heterotopia
私の研究仲間(大学院の後輩)がbassを担当する、4人組ロック・バンド(としか言いようがない。)Histoの、11曲入り66分に及ぶ超大作・私家版CDである。あくまでも私家版なので一般のCDショップにはほとんど置かれていないと思うのだけれど、音源を聴いて彼等のサウンド・スタイルがどんなものかを確認し、更にはCD本体を入手するためにはvocal担当のウェブサイトを訪問して頂きたい。

さて、vocal、guitar、bass、drumsという、極めてオーソドックスとすら言い得るメンバー構成を有するアンチ・ポップ・ロック・バンド(我ながらすごいカテゴライズだな…。)Histoの音楽スタイルについて、私が本CDの傾聴を通して感じたことを、ここで簡単に語っておかねばなるまい。

つい先頃の6/19には渋谷Take off 7で彼等のライヴも拝聴したのだけれど、MC無し、曲名紹介もメンバー紹介も無し、という全く観客に媚びることなきそのライヴと同様に、本CDにおいても繰り広げられる、あくまでもアンチ・ポップ路線を貫きつつ、主としてメイン作詞者であるvocal担当SAKURAI Hideoと、メイン作曲者であるguitar担当OTA Makoto(ちなみに、この方のサイトは大変面白いです。特に「留学」ネタが…。)両名がこれまでの人生において構築し来たった、個性溢れる世界観・世界像をストレートに表現しようとするサウンド・スタイルには感銘を受けた次第。そのディープな詩の世界もまた、上記サイトで確認出来るので、是非とも訪問して欲しいと思う。

なお、個人的には、終曲「終わりはどこだ?」が好きです。ということで。(2001/06/26。2002/02/09にOTA氏のサイトURLを変更しました。)