David Bowie 'hours...'
2年半ぶりの新作。前々から1970年代に戻す、という噂が流れていたけれど、本当にやってしまった。勿論、録音技術や演奏技術(特に、打ち込み部分なのだけれど。)の圧倒的な向上に伴って、恐ろしく洗練されてはいるけれど、シンガー・ソング・ライターとしての側面を強調し、Bowie大いに歌う、という感じで全編が構築されている。個人的には、この人の声や歌い方はあんまり好きではないので、どうかな、とも思うのだけれど、好きな人にはたまらないのだろうね。個人的には、本作品でも遺憾なく発揮された彼のソング・ライティングの才に改めて驚嘆したい。本当にいい歌がたくさん入っています。ところで、INSIDEはどうなったんだ?(1999/10/21)