Quentin Tarantino監督作品 Kill Bill Vol.1 2004.04(2003)
ご存じ奇才Quentin Tarantino監督によるチャンバラ映画である。Bill(David Carradine)一味に殺されかけた女性(Uma Thurman)が最終的にはその復讐を果たすことになるんだろう(そうではなくて何かとんでもない展開もあり得るわけだが…)連作の第1部=前編ということになる。
標的の一人が東京に在住する中国系アメリカ人(で良いのか?)である関係上この作品の舞台は基本的に日本。でもってその描き方は恐ろしく戯画的。要はこの映画、徹底的にリアリティを廃棄したところで成立している訳で、それは当然の結果とも言える。でもって、それにもかかわらず、日本国籍を持つ私が観ても全く不愉快にならないどころか、むしろ笑えてくる辺りがこの監督の力量がなせる業だろうか。取り敢えず気になるので後編も観ないといけない。以上。(2005/04/02)