MASSIVE ATTACK MEZZANINE
掘り出し物である。音的には、クラブ・ハウス系あるいはグラウンド・ビート系とも言えるものなのだけれど、最近一般に行われているドラムン・ベースみたいなものとは異なり、全曲ミディアム・テンポで演奏していて、これがなかなか心地よい。3曲にヴォーカルとしてElizabeth Fraserが参加していて、意表をつかれたのだが、随分と普通に歌っておられる。こういうハウスっぽいのにもマッチするのだな、とあらためて感心してしまった。Coctaeu Twinsの近々出るだろう新作にも期待したいところである。しかし、他のメンバーがさっぱり分からない。彼等の公式サイトを見ようとしたのだけれど、字が細かすぎてよく分からない。プロデュースはMassive Attack and Neil Davidgeとなっているけれど、この人って何者なんだろう。ついでながら、私はクラブ系は余りよく知らないためにこれまで気が付かなかったということなのだろうけれど、幾つかの関連サイトを見ていたところ、Massive Attack with Tracey ThornによるProtectionなどというアルバムが1995年に出ていることを知ってしまったのであった。これが2ndだということなので、結構キャリアのあるユニットだということになる訳だ。早めに手に入れたいと思う次第である。(1998/05/06)