NEW order WAITING FOR THE SIRENS' CALL
2001年以来4年ぶりの新作。難しいことをしない、奇を衒わない、をモットーにしているかのようなロック・スピリットとポップ・センス(こんなの絶対英語じゃないんだが…)あふれる何とも素晴らしい作品。多分シングル・カットされた6曲目に収められている名曲‘MORNING NIGHT AND DAY’に典型的に表れているのだけれど、かつてのように打ち込みっぽさを全面に出すことはせず、あくまでもバンド・サウンドにこだわって新たな地点を目指してきたかのように見える最近のこの人達の活動は(最も輝いていた1980年代にもそういう志向性はあるにはあったのだが)、ここにきて再び一つの到達点を示したのではないかと思うのだがいかがだろうか。今のところ本年のベストなのじゃないかとさえ思う本当に優れた作品である。(2005/06/26)