heather nova south
バミューダ島生まれの女性シンガー・ソング・ライタheather novaによる3年ぶり4枚目のオリジナル・フル・アルバム。優秀なプロデューサであるFelix Todの手腕はここでも遺憾なく発揮されていて、誠に完成度の高いアメリカン・ポップ・テイスト溢れるヴォーカル・アルバムとなっている。Sheryl Crow的な展開あり、Fleetwood Mac的展開あり、bjork的展開あり、tori amos的展開ありで、大変ヴァラィエティに富んだ内容。これまでの作品でも、どちらかというと、前2者に近かった、というよりそのまんまだったし今もそのまんまであるように思う彼女だけれど、本アルバムで見せた後2者的展開は、今後の活動域がどうなっていくのかを考える上で非常に重要とも言えるものである。ということで。(2001/11/05)