sonic youth nyc ghosts & flowers
昨夏に発売された通算何枚目だかさっぱり分からないsonic youthの最新作。New Yorkを拠点にする彼等の音楽スタイルは、基本的にVelvet Undergroundにその系譜を辿ることが出来るものである。わざとチューニングを外してあるギターその他の織りなすノイジーなサウンドは、極めてシンプルなものではあるのだけれど、アルバム全体を通して聞くことにより、なかなかに壮大なヴィジョンが立ち現れてくる。尚、本作ではChicago音響派の重要な人物であるJim O'Rourkeが共同プロデューサとして参加し、何曲かではベースを弾いている。この人には注目しなければならない。(2001/03/09)