oasis don't believe the truth
先ごろ来日して私の家の近くで野外ライヴをやっていったoasisがそのちょっと前に出していたアルバム。デビュウ以来、そのアルバム1作ごとに質が低下してきたのは誰もが知るところだけれど、各アルバムにはそれなりに聴き所のある曲も含まれてはいたように思う。でもって、今回はそれさえない。The Beatlesの模倣から始まった彼等が、今回はBob Dylanに傾斜したように思えるのだけれど、私からは、要するに何をすれば良いのかが分からなくなってそういうところに逃避した、としか見えない。捨て曲しかないようなアルバムしか作れなくなってしまったら、いよいよ解散するしかないのかな、と思うわけだ。その先達たるThe Beatlesにしてからが、絶頂期を過ぎた辺りであっさり解散しているわけで、そこから何かを学んで欲しいところなのだが。以上。(2005/09/18)