MUSE ORIGIN OF SYMMETRY
大ヒット中の、U.K.から数年前に登場した新星ロック・トリオMUSEの第2作(yahoo!によると、同じ名前のバンドがU.S.Aにも存在するらしい。)。ファルセットを駆使するきれいな声のヴォーカル、ずしりと重いギター・サウンドといった(ヴォーカル・ギターを担当する、Matthew Bellamyの演奏能力は大変なものです。)、U.K.ハード・ロックの王道路線を継承しつつ、こちらはシンセサイザ、ピアノその他の鍵盤楽器の使い方などに端的に現われているのだけれど、彼等が黄金期のU.K.プログレッシヴ・ロックの薫陶も受けていることをも如実に感じさせる内容。21世紀に至って、U.K.ロックはこういう風になったのだな、と時の流れを感じさせられた次第。(2001/06/26)