The Chieftains tears of stone
アイルランドの至宝、The Chieftainsの新作。今回は世界各地の(といってもほとんどが英語圏の人達。)女性ヴォーカルをゲストに迎え、各々にアイルランドの古い歌を歌わせている(Joni Mitchellを除く。)。ゲストが素晴らしい。Joni Mitchell、The Corrs、Sinead O'Connor、Akiko Yano、Joan Osbornen等々。1995年のアルバムも錚々たるゲストを迎えていたけれど、今回もなかなかに凄い。誠に聴き所の多いアルバムである。しかし、アイルランドの古い歌を集めた、といっても、Danny Boyしか知らない私なのであった。この曲が元々はLondonderry Airというアイルランド民謡だということは知っていたけれど、歌詞がついたのは1913年、それもアメリカに渡った移民によるらしいことが解説に書かれている。そうすると、ここで謳われている戦争というのは、第1次世界大戦のことなのかな?アメリカって、いつ参戦したんだっけ?文英堂の『世界史小事典』によれば、アメリカの参戦は1917年だな。どうなってんだ?なかなかに複雑である。(1999/04/10)