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最近の文庫2026年春
松澤くれは著『都市伝説解体センター 上・下』集英社文庫、2026.2-3
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富山県生まれの作家・松澤くれはによる、コンピュータ・ゲームのノベライズである。原作は墓場文庫というゲーム制作会社、で合ってるはず。同タイトルのゲームは2025年2月に集英社ゲームズからリリースされ、2025年度の日本ゲーム大賞優秀賞を受賞。コミックや小説といった形での展開が進む中での刊行、となった。なお、上巻が2月、下巻が3月の刊行。
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都内の犬神大学生・福来あざみ(ふくらい・あざみ)には、普通の人には見えないものが見えてしまう、ということで悩んでいた。そんな悩みを解決してくれる、という触れ込みのポスターをみたあざみは、「都市伝説解体センター」を訪れる。怪しげなセンター長・廻屋渉(めぐりや・あゆむ)から話を聞いたあざみは、やや強引な成り行きでセンターが行っている調査に加わることになるのだが…、というお話。
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全6篇からなっていて、全体として大きな物語を形成している。SNSによる情報拡散、みたいなことがメインの話で、今日(こんにち)こういうテーマでシナリオを書いたらこうなる、ということだろう。色々な意味でとても楽しめた次第。
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イラストは割と入っているけれど、主要登場人物たちのヴィジュアルが知りたい方は普通にゲームをやるか、公式サイトを見れば良い。ドット絵が何とも言えない雰囲気を醸し出す、楽しいサイトになっている。以上。(2026/03/30)