JIMMY EAT WORLD CHASE THIS LIGHT
本年第1弾の音楽CD紹介は、アメリカはアリゾナ州出身のバンドJIMMY EAT WORLDによる昨秋リリースとなった通算第6作。ビルボードのアルバム・チャートで初登場5位という評価が頷けるまずまずの完成度を持った作品である。プロデュースはNirvanaやThe Smashing Pumpkinsなどの作品でも知られる、Garbageのドラマーでもあるブッチ・ヴィグ(Butch Vig)。やや平坦な内容、今一つ個性に欠けるヴォーカルと演奏に若干の物足りなさを感じたものの、そのイモーショナル・ロックの典型とも言えるサウンドは捨てがたいものがある。先行シングルの第1曲"Big Casino"、アコースティック・ギターとファルセット・ヴォイスが美しい第4曲"Carry On"、インダストリアルなテイストの第6曲"Gotta Be Somebody's Blues"の3曲がとても良いと思う。以上。(2008/01/13)
CHASE THIS LIGHT