庵野秀明総監督作品 『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』
コロナの影響で、私の誕生日である3月8日にようやく封切られた、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』の第4作にして完結篇。「新」が頭に移って「シン」になったのだが、どうせなら「眞」にして欲しかった。『女神転生』じゃないけど。
どっちかと言うとどうでも良いことで書き始めたが、どうでも良いことついでに書くと、今日は『仮面ライダーセイバー』の第26章「深き闇、剣と共に。」が放送され、これがとんでもない神回だったので(ホントに凄かった…。監督は上堀内佳寿也。)、「今日は別のものは観ない方が良いかも…」と思った。でも、考えてみると次週は更にとんでもない神回かも知れない。「そうなると永久に観られないじゃん…」、と思い直した次第。ホントにどうでも良いのだが。
本題へ。ネタバレになりそうなことを書く気が全く無いので(だからどうでも良いことを2段落書いてきたのだが…)、ごくあっさりと。そうだな、「とても良い映画だった。ラストは泣けた。」、で十分じゃない?完結までに15年くらいかかったこの劇場版、本当に面白かったし、最後は何とも感動的なものだった。もう、こんなものを作ってくれたスタッフには感謝しかない。
さて、一個だけ大事なことを。この完結篇については、多分、「今さら母性回帰?」っていう批判は受けてしまうのだと思う。でも、母性の強調は25年前のオリジナルからあったものだし、今回はそこから更に、父性についてもしっかり、これまでに増して分厚く書いている。で、本作についてはどっちかと言うと、父性を全面的に否定し去った点を重要視すべきだと思う。その辺は、観てもらえば分かるはず。以上。(2021/03/14)