DONALD FAGEN MORPH THE CAT
STEELY DANのヴォーカリストにしてその片割れであるドナルド・フェイゲン(Donald Fagen)のソロ第3作。と言って、この人のソロ作は、STEELY DAN引くウォルター・ベッカー(Walter Becker)なのも事実。まあ、そうなんだけど兎に角どちらがアルバムを出してもそれは買わないといけないというのもこれまた事実。本作は全編を通じて「シンプル」の一言に尽きるサウンド構成で貫かれていて、全ての楽器の音がとても明瞭に聞き分けられるのが特徴。ちょっと聴くとスカスカな感じだけれど、絶妙のつなぎ感が心地良い。ところで、公式サイトを見ると、STEELY DANはこの夏もツアーをやるわけで、一時のダンマリ振りが嘘のように思えるのであった。以上。(2006/04/27)