MASSIVE ATTACK HELIGOLAND
通算5枚目にして、7年ぶりのオリジナル・アルバム。時間が経つと考え方が変わるかも知れないのだが、実のところ最高傑作じゃないか、と思っている。ひたすら重く暗いビートを基調とし、緻密なアレンジと楽曲構成で彼ら独自の音世界を作り出す姿勢と能力はかつてのまま。彼らの作品においては毎回そのゲストの凄さに驚くのだけれど、今回も凄い。というか、とんでもない。言わずと知れたBlur/Gorillazのデイモン・アルバーン(Damon Albarn)、1990年代に活動していた私の大好きなバンドMazzy Starのホープ・サンドーヴァル(Hope Sandoval)、Elbowのガイ・ガーヴィ(Guy Garvey)、そして知名度は低いけれど本当に素晴らしいヴォーカリストのマルティナ・トプリー=バード(Martina Topley-Bird)、あんまり良く知らなくて申し訳ないTV On The Radioのトゥンデ・アデビムペ(Tunde Adebimpe)と言った面々。その他、おなじみとも言えるホレス・アンディ(Horace Andy)と、オリジナル・メンバの二人ロバート・デル・ナジャ(Robert Del Naja=3D。ちなみに、英国人なのでこのカタカナ表記で良さそう。)、グラント・マーシャル(Grant Marshall=Daddy G)の声も聴ける。中でも、目玉はやはりホープ・サンドヴァルがヴォーカルをつとめる"Paradise Circus"。他の楽曲群も素晴らしいのだが、これにはMazzy Starファンの私としてはもう涙するしかない。MASSIVE ATTACKには長いこと名曲として色々なところでかけられることが多い楽曲が多々あるけれど("Protection"だとか"Teardrop"だとか)、この曲なども永遠不滅な輝きを持っていると思う。以上。(2010/06/11)