Peter Jackson監督作品 The Hobbit: An Unexpected Journey 2013.04(2012)
『ロード・オブ・ザ・リング』で知られるニュー・ジーランド出身の映画監督ピーター・ジャクソン(Peter Jackson)が新たに手掛ける、『ロード…』と同じくJ.R.R.トールキン(J.R.R.Tolkien)の原作による『ホビットの冒険』を原作とした長編劇映画3部作の第1弾である。
若き日のビルボ・バギンズ役には英国の俳優マーティン・フリーマン(Martin Freeman)を抜擢。またやはり主役の一人トーリン・オーケンシールド役にも英国のリチャード・アーミティッジ(Richard Armitage)を起用。加えて、『ロード…』出演者のイアン・マッケラン(Ian McKellen)、ヒューゴ・ウィーヴィング(Hugo Weaving)、ケイト・ブランシェット(Cate Blanchett)、、オーランド・ブルーム(Orlando Bloom)らを再び招集した、豪華絢爛たる超大作となっている。
ホビット族であるビルボ・バギンズは、魔法使いガンダルフ(マッケラン)の指名により、邪竜スマウグ(ベネディクト・カンバーバッチ=Benedict Cumberbatch)によって故郷を奪われたドワーフたち13人とともにスマウグ討伐と故郷奪回の旅に同行することになる。厳しい気象条件のもと、険しい山岳地帯を超え、はたまたトロールやオークによる襲撃、エルフやゴブリンによる捕縛といった危難をかいくぐりつつ、一歩一歩「はなれ山」エレボールに近づく彼ら。果たしてその道のりの果てには何が待ち受けているのか、という物語。
とにもかくにも、『ロード・オブ・ザ・リング』の原点である非常に優れた原作の、非常に優れたスタッフによる映像化、というに尽きる。これはもう観るほかはないのだが、この3部作、前回同様に意外なくらい短い期間で制作される模様であり、今年の暮れには第2弾、来年末には第3弾で完結、らしい。楽しみに待ちたいと思う。以上。(2013/08/30)