Peter Jackson監督作品 The Hobbit: The Desolation of Smaug 2014.12(2013)
『ロード・オブ・ザ・リング』で知られるニュー・ジーランド出身の映画監督ピーター・ジャクソン(Peter Jackson)が新たに手掛ける、『ロード…』と同じくJ.R.R.トールキン(J.R.R.Tolkien)の原作による『ホビットの冒険』を原作とした長編劇映画3部作の第2弾である。
既に書いているけれど、この作品、若き日のビルボ・バギンズ役には英国の俳優マーティン・フリーマン(Martin Freeman)を抜擢。またやはり主役の一人トーリン・オーケンシールド役にも英国のリチャード・アーミティッジ(Richard Armitage)を起用。加えて、『ロード…』出演者のイアン・マッケラン(Ian McKellen)、ヒューゴ・ウィーヴィング(Hugo Weaving)、ケイト・ブランシェット(Cate Blanchett)、オーランド・ブルーム(Orlando Bloom)らを再び招集した、豪華絢爛たる超大作となっている。
以下、ようやく。第1部で指輪を手に入れたビルボとその仲間たちは悪しき龍・スマウグが住むエレボールへの道を進めていたが、ひょんなことからエルフ族に拘束され投獄されてしまう。辛くも脱獄を果たした一行は、湖の町・エスガロスに住む弓の達人バルド(ルーク・エヴァンズ=Luke Evans)に助けられる。実はこの村、スマウグによって富を奪われた者たちが逃げ込んだ先であり、現在は堕落した権力者によって牛耳られていた。一行はエレボールにたどり着けるのか、そしてまたエスガロス、はたまたバルドの運命は、という物語。
ドラゴンクエストはじめ殆ど全ての王道RPGへの影響が計り知れないこの物語だが、そういうことはここで描かれる無敵に近い邪龍との壮絶な闘いに端的に現れている。まさに王道ファンタジーの原点。そして、ジャクソン監督の描き方のそれはそれは素晴らしいこと…。既に公開された第3部の完結編も、早いうちに鑑賞したいと思う。以上。(2015/03/03)