BELLE AND SEBASTIAN THE LIFE PURSUIT
スコットランドはグラスゴウの素晴らしいとしか言いようのないバンドBELLE AND SEBASTIANによる第7作目のオリジナル・フル・アルバム。Trevor Hornをプロデューサに起用した前作Dear Catastorphe Waitressの完成度は大変なものだったと思う。でもって、今回起用されたBeckなどを手がけるTony Hofferという人の手腕も大したもので、彼らの持つ基本的にアコースティックで物凄くスコットランド的なポップ・テイストを見事に活かし切った傑作となっている。その最大の持ち味といっても良い各楽曲の曲想や、色々な楽器がさりげなく使われているそれなりに複雑な構造を持つアレンジ等々はとても洗練されているし、なんと言ってもアルバム全体のバランスは絶妙極まりないものではないかと思う。取り敢えずの必聴盤。以上。(2006/02/20)