Zack Snyder監督作品 Man of Steel 2013.12(2013)
誰でも知っているDCコミック発祥のスーパー・ヒーローもの、即ち『スーパー・マン』の劇場版映画最新作、である。監督は『エンジェル・ウォーズ』(2011)などで知られるザック・スナイダー(Zack Snyder)。原案と製作にはクリストファー・ノーラン(Christopher Nolan)の名前がクレジットされている。
遥かかなた、クリプトンという星で、ジョー=エル(ラッセル・クロウ Russell rowe)の子供として誕生したカル=エル(ヘンリー・カヴィル Henry Cavill)は、ジョーの手により、いつかこの宇宙の希望の星となるべく、滅亡に瀕したクリプトン星から我らが地球へと向けて送り出される。
ケント夫妻(ケヴィン・コスナー Kevin Costner ダイアン・レイン Diane Lane)の元で成長したカル、即ちクラークは、その超人的な能力の故に孤独な少年時代を過ごし、やがて「自分の使命を知るべきだ。」、という亡き養父の言葉に従い放浪の旅に出る。
南極の地で遂に答えを見つけたクラーク。しかし、それはまた実の父ジョーの仇であるゾッド将軍(マイケル・シャノン Michael Shannon)が彼の生存を知り、追跡を開始する「トリガー」でもあるのだった。クラークの運命は、そしてまた地球の未来は、という物語。
スタイリッシュかつ圧倒的な描写力と本当にしっかりしたプロット構成が光る傑作、だと思う。出演は他にエイミー・アダムス(Amy Adams)、ローレンス・フィッシュバーン(Laurence Fishburne)、などなど。いやはや実に豪華。間違いなく作られるはずの次回作以降も、大変楽しみである。(2014/01/30)