JOHN MAYER BATTLE STUDIES
グラミー賞の常連となりつつある天才肌のシンガー・ソング・ライタにしてギタリストであるジョン・メイヤー(John Mayer)が昨秋発表した通算4枚目のオリジナル・アルバム。一切の無駄を省いたシンプルなアレンジ。超絶技巧を持ちながらもそれをひけらかすわけではないさらっとして芯のあるギター。それらと見事にマッチする独特な声。いよいよもって円熟味を増してきたかに思えるアルバムで、2009年のベストに挙げる人も多い気さえするほどの出来映え。個人的にはThe Beatlesぽいテイストの11."Friends, Lovers Or Nothing"が好み。今日におけるカントリ界きってのアイドル的存在テイラー・スウィフト(Taylor Swift)と競演している3."Half Of My Heart"も悪くない。派手さはないが手堅く、そしてまたツボをしっかりと押さえた名盤。お聞き逃し無きよう。以上。(2010/01/10)