THE SMASHING PUMPKINS MONUMENTS TO AN ELEGY
アメリカのバンドであるザ・スマッシング・パンプキンズ(THE SMASHING PUMPKINS)による、昨年末に発売された9枚目のオリジナル・アルバムである。前作Oceania(2012)と同じく"Teargarden by Kaleidyscope"と名付けられたプロジェクトの一角をなすこのアルバム、ドラマーとしてモトリー・クルー(Mötley Crüe)のトミー・リー(Tommy Lee)が起用され、プロデュースはビリー・コーガン(Billy Corgan)、ハワード・ウィリング(Howard Willing)、ジェフ・シュローダー(Jeff Schroeder)が担当している。全9曲からなるものの、トータルで33分ほど、という彼らの作品としては一番短いのではないかと思うこの作品、全体としてこじんまりとまとまった、というか、おとなしい感じに仕上がっている。この人たちのものを熱心に聴いてきたリスナ達は、こういうものを期待していないような気がするのだが…、その辺りいかがだろうか。何となく陥っているように感じられる暗中模索な状況から突き抜けてくれるはずの次作に期待したいと思う。以上。(2015/02/22)