David Koepp監督作品 Mordecai 2016.02(2015)
長く脚本家として数々の映画制作に関わってきたデイヴィッド・コープ監督による、2015年公開のアメリカ映画である。出演は、ジョニー・デップ(Johnny Depp)、グウィネス・パルトロー(Gwyneth Paltrow)、ユアン・マクレガー(Ewan McGregor)、ジェフ・ゴールドブラム(Jeff Goldblum)、ポール・ベタニー (Paul Bettany)他、と超豪華。果たしてその出来映えは、となる。
チャーリー・モルデカイ(デップ)はインチキ美術商。しかし、英国政府に対する多額の負債を抱え、破産寸前。そんな中、とある絵画修復士が殺害され、ゴヤの傑作が盗まれる、という事件が発生。チャーリーの旧友でもあるMI5のアラステア・マートランド警部補(マクレガー)は、絵画の知識と裏社会へのコネクションを持つチャーリーに捜査協力を依頼。また、チャーリーの妻ジョアンナは借金返済のために独自の捜索を開始するが、…、というお話。
Rotten Tomatoesなどをご覧いただくとお分かりになると思うのだが、批評家ならびに一般鑑賞者の評価は極めて低い。やはり、脚本や脚色が陳腐すぎる、のだろう。正直、途中で観るのをやめたくなったほど。コメディとしてのセンスも悪いし、サスペンスとしても間抜けな感じが否めない。これだけの豪華キャストを配しながら、これではもったいないというか何というか…。Rotten Tomatoesが物凄くあてになることを発見した作品、として記憶されていくかも知れない。以上。(2016/05/03)