clean bandit new eyes
英国のエレクトロニック・バンドであるクリーン・バンディット(Clean Bandit)によるデビュウ・アルバムである。 "Mozart's House"の大ヒットで世に知られることになったこのバンド、ヴァイオリンを前面に押し出したややヒップ・ホップに寄ったエレクトロニック・ダンス・ミュージック、というその独特なサウンド・スタイルは誠に貴重なもの。こういうのはありそうでなかった、と思うのだが、日本でも大いに受けそうな予感がある。そんな彼らによる第1作だけれど、実に多岐にわたる歌手たちをフィーチュアして織りなされる楽曲群は、それはそれは輝きに満ちたものだ。こういうものを聴くと、かの国が秘めた音楽業界のポテンシャルには、計り知れないものがあるな、と改めて思う。なお、これも同じく先行シングル曲である基本的にヒップ・ホップなチューン"A+E"におけるマタイ受難曲(ちなみにJ.S.バッハの)からの引用には誰しもが驚いたことであろう。以上。(2014/07/06)