THE PRODIGY NO TOURISTS
英国のテクノ・ユニットであるザ・プロディジー(The Prodigy)による、約3年振り通算7作目のオリジナル・アルバムである。プロデューサはメンバの一人リアム・ハウレット(Liam Howlett)が担当。先行シングルは実に4曲もリリースされているが、このアルバム内で最高のキラー・チューンはその中の一つである第2曲"Light Up The Sky"ということになるのだろう。この曲にとどまらず、他にも第3曲"We Live Forever"や第7曲"Champions Of London"などといった熱気溢れる好トラックが目白押し。20年前と何も変わらない、はじけまくりの全10曲計38分。ジャンルの開拓者が敢えてそこに踏みとどまって紡ぎだした、それでいて少なからず更なる進化への予兆を感じさせてくれる快作である。以上。(2018/11/22)