daniel powter daniel powter
Canada出身のピアノ弾き語りタイプシンガー・ソング・ライタであるダニエル・パウター(Daniel Powter)のある意味衝撃的なデビュウ・アルバム。かれこれ発売から一年を経てしまったのだが、昨年来さんざんFMで流れていた“bad day”、最近良くかかっている“jimmy gets high”その他珠玉の名曲が揃ったアルバムで、今更ながらこれは必須アイテムだと思う。その希有なソング・ライティング能力を遺憾なく発揮している何とも美しいバラードから、一番売れていた頃のThe Bee Geesみたいなディスコティック曲まで、James Bluntとはひと味違うそのファルセット・ヴォイスを上手に活かした極めて完成度の高い楽曲が並べられている。ちなみに、ピアノ・マンとして喧伝されている感もあるのだけれど、ピアノ弾きというよりはソング・ライタあるいは歌い手としての能力の方を強調されるべきではないかと思った次第。ピアノのうまさから言ったら、Elton JohnだのBilly JoelだのBen Foldsの方がどう考えても上である。まあ、「能ある鷹は…」なのかも知れない。以上。(2006/08/18)