Sigur Rós Með Suð Í Eyrum Við Spilum Endalaust
1994年に結成されたアイスランドのバンドであるシガー・ロス(Sigur Rós)による通算5枚目のオリジナル・アルバム。初めて海外で録音されたとのこと。プロデューサとしてあのFloodが加わっているということもあって購入したのだが、正解だった。さてさて、バンド名もアルバムのタイトルも、更には歌詞の大部分も多分アイスランド語なのだけれど、バンド名の方は「勝利の薔薇」というような意味らしい。タイトルだとか歌詞の方は全然分かりません…。国内盤だと『残響』と名付けられているけれど、多分相当違う。要するに6曲目と4曲目のタイトルを合わせているわけだが何のことやら…。それは兎も角として、と。このアルバム、フロントマンのヨンシー・ビルギッソン(Jónsi Birgisson)の男性ファルセット・ヴォイスを中心に据えた基本的にアコースティックなサウンド・スタイルが特徴で、メロディ・ラインといいストリングスを多用した音響感といいそれはそれは美しいもの。トラディショナルなサウンドは指向していないのだけれど、恐らくスコットランド・アイルランド辺りの音楽が好きな人には間違いなくうってつけで、それのみならず例えばベルセバ(BELLE AND SEBASTIAN)やRadioheadやスマパン(The Smashing Pumpkins)のようなものが好きな人ならはまること間違い無しの佳品である。以上。(2008/08/23)
Med Sud I Eyrum Vid Spilum Endalaust