MUSE THE RESISTANCE
英国のスリー・ピース・ロック・バンドであるミューズ(MUSE)による3年振り通算5作目のオリジナル・アルバム。セルフ・プロデュースによる、実に超大作であるこのアルバム、これまで4作の集大成にして、ロックの未来を予見させるような、非常に野心的かつ優れた内容になっていると思う。クィーン(Queen)を彷彿とさせるドラマティックな展開の楽曲を中心に、プログレッシヴ・ロックからデジタル・ロックまでを包括する大胆な試み。個人的には2枚目っぽいサウンドの7曲目”MK Ultra”がお気に入りだが、ピアノのみならず、フル・オーケストラまで導入した9-11曲の3部作”Exogenesis”は間違いなくロック史に残る作品だと思う。以上。(2009/10/18)