Joss Whedon監督作品 Avengers: Age of Ultron 2015.11(2015)
MARVEL発祥のスーパー・ヒーロー大集合映画であるアヴェンジャーズ・シリーズの第2作である。監督は第1弾に引き続きジョス・ウェドン(Joss Whedon)が務める。
配役にも大きな変化はなく、オールスター・ムーヴィである。今回のある意味主役であるウルトロンの声は俳優としてかなりのキャリアを誇るジェームズ・スペイダー(James Spader)があてている。
ちなみに、このシリーズで一躍著名人となったウェドン監督が2005年に初監督したSerenityという映画があり、とても観たいのだが日本では未公開。
以下、その長大な物語を簡単に要約。アイアンマンことトニー・スタークが、地上に平和をもたらすべく開発したウルトロン・システムが暴走し、人類は存亡の危機に陥ってしまう。再招集されたアヴェンジャーズは、この危機を回避させることができるのか、果たして、というお話。
トータル141分。とは言えその長さをほとんど感じさせないメリハリの効いたプロット運びや演出等の手腕は本当に見事なものだ。
このシリーズの成功は、こうした大作映画の中核をなしている特撮技術もさることながら、俳優陣・スタッフなど人材の調達を含めた、プロダクション遂行能力において、今日のハリウッドがいかに充実しているかを端的に物語っていると思う。次作以降も大いに楽しみである。(2016/01/25)