clean bandit what is love?
英国のエレクトリック・ユニットであるクリーン・バンディット(clean bandit)による、通算2作目のオリジナル・アルバムである。全12曲。多彩かつ豪華なゲスト・ヴォーカルを招聘して作り込まれた、洗練の極みとも言えるサウンドが実に心地良い。ヴァイオリニストであるニール・アミン・スミス(Neil Amin-Smith)が脱退し、サウンド面での劣化が若干懸念されたのだけれど、それは杞憂だった。エレクトリックというホームグラウンドにとどまることなく、ピアノやストリングスといったアコースティックな楽器群を織り交ぜ、クラシック、ヒップホップからラテンまでをも包含せんとする彼ららしいサウンドは更に進化を遂げた、とも言える。何はともあれ、歴史的な大ヒット曲である"Rockabye"、あるいはアルバムの冒頭を飾る"Symphony"は本当に良い曲だと思う。以上。(2019/01/15)