京都大阪などなど 2007年7月

梅田スカイビル
7月23-24日にかけて泊まっていた大阪での一齣。デイヴィッド・リンチの映画を観に行ったわけですけれど、その時の映画館が入っている建物がこれ。梅田スカイビルと言いまして、上の方には有料の展望台があります。現在大阪駅の西側の再開発が激しく行なわれており、手前に見える昭和的な、というかレトロな感じの商店ないし建物というのは今後消えていく運命にある気がします。これは案外貴重な映像資料かも知れませんね。


大阪梅田2007
同じく大阪です。これは梅田スカイビルから見た大阪駅の東側に立ち並んだビル群。大阪には久々に行ったのですけれど(かれこれ10年振りくらい。)、すっかり様子が変わっていて驚いたのでした。いずれは西側もこんな感じになるんじゃないでしょうかね。


大阪曽根崎2007
近松門左衛門が書いた戯曲=『曽根崎心中』の舞台として有名な曽根崎町です。大阪らしい活気と猥雑感に満ちたステキな場所ですね。上の吊り広告には「お初天神参道」と書かれているのですが、この近くには、基本的に実在した人物である同戯曲の主人公、お初と徳兵衛が情死を遂げたことになっている露天神社(つゆのてんじんしゃ)=お初天神、という神社がございまして、現在は縁結びの神様として信仰されております。原文にはその死に場所として「天神の森」なんてものが出て来るのですけれど、現在はその痕跡を全く見ることが出来ませんね。ちなみに、肝心要(かなめ)であるお初天神の写真もあるにはあるのですが、夜間撮影のため余りにも写りが悪いので公開しません。


祗園花傘その1
7月24日に行なわれていた、京都祗園祭の一部である、別名「後祭(あとのまつり)」とも呼ばれる花傘巡行の模様を数枚。ついでですが、「後の祭」の語源はこれらしいです。さてさて、まずは八坂神社から行列が繰り出す模様を。梅雨明けしたばかりの京都は大変な暑さで、倒れる人が続出しないかと冷や冷やしながら観ていました。多少は倒れたんじゃないでしょうか。


祗園花傘その2
2枚目。見てお分かりなように、割と大事な役回りになっている方々なんじゃないでしょうか。


祗園花傘その3
3枚目。この方々が手に持っているのが花傘ですね。ところで、とても数枚では表現できないのですが、行列は全長1km以上あるように思いました。山車やら、馬やら、御輿やら、獅子舞やら、何でもござれな感じで、さすがは祗園、という印象を持ちました。


祗園花傘その4
同日には、前週の宵山の日(17日)に行なわれる神幸祭(じんこうさい)で八坂神社から四条御旅所に移された三基の御輿が八坂神社に戻る、還幸祭(かんごうさい)というものも行なわれます。既に夕刻になっていて、大変な人出。寺町通のサイゼリア前辺りから撮影したものですが、中央後方に大きな御輿が、そしてそれを取り巻く人の渦が見て取れると思います。