山の神@鈴鹿市 2007年12月

山の神@鈴鹿その1
私が住んでいる辺りで行なわれていた行事を紹介しておきたいと思います。三重県内では、山の神に関わる行事が方々で行なわれてきたことは既に書いた通りですが、鈴鹿市の平野部稲作地帯某所ではこのような感じ、となります。まずは1枚目。町内に5ヶ所ある山の神のうちの4ヶ所(1ヶ所は遠いのです。)を子供達が掃除し、「山の神」の文字部分に赤土を塗り込み、五色の紙垂(しで)を注連縄に取り付けます。これはその一つの模様。


山の神@鈴鹿その2
2枚目。18:30から行なわれる「山の神」の行事の舞台が設えられる集会所=寺院。浄土真宗高田派の無住寺院なのですが、ここがこの集落の集会所にもなっています。お寺で山の神、というところが何とも面白いですね。中には祠が一時的に設置されますし、飾り付けも基本的に神道的なものです。あくまでも民俗神道なわけですけれど。


山の神@鈴鹿その3
3枚目。この行事のメイン・イヴェントです。集会所で、2時間以上にわたって、20数名の小学生が二人一組になって交代でボンデンで床を鳴らしながら唱え事をするのですが、その中で「こいつかぁ。」とボンデンで指し示した人にミカンを配ります。一巡ごとのインターヴァルにも配られ、私も大量に頂きました。お隣さんにもお裾分けした次第。