2011年5月アーカイブ

ふう、凄いくたびれ方です。

ちょっとブログの更新が滞り気味ですが、前述のように5/26の新日フィル定演『運命の歌』も無事終了。ようやく6/8、9公演の『アシタ ノ キョウカの』稽古に集中できる状況となっています。

そんな中、5/28、29は両日ともほぼ丸一日な稽古。東京合宿の噂もありましたが、実質それくらいの練習量でした。

出席率が高く、集中力も高く、時間も長い。結局こういう練習が最大効率だったりするわけです。一気に進んだ、という印象の稽古でした。

再度の掲載になりますが、公演は下記のような要領で行なわれます。是非ご来場下さい。

コーロ・カロス公演『アシタ ノ キョウカ』
日時:2011年6月8日(水)19:15開演、9日(木)19:15開演 計2回公演
会場:渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール(渋谷駅徒歩5分)
演目:作曲 林光/作・演出 加藤直
         合唱オペラ《委嘱初演》 アシタ ノ キョウカ――泉鏡花に歌う
指揮・音楽監督:栗山文昭
出演:コーロ・カロス 他
入場料:全席指定
         S席 前売 3,500円 当日 4,000円
         A席 前売 2,500円 当日 3,000円

コーロ・カロス公演『アシタ ノ キョウカ ――泉鏡花に歌う』
日時:6月8日19:15 6月9日19:15 計2回公演
会場:渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール(渋谷駅徒歩5分)
演目:作曲 林光/作・演出 加藤直
         合唱オペラ アシタ ノキョウカ ――泉鏡花に歌う《委嘱初演》
指揮・音楽監督:栗山文昭
出演:コーロ・カロス
器楽:橋爪恵一(クラリネット+ソプラノサックス) 朝吹元(チェロ) 高橋誠一郎(ファゴット)
   寺嶋陸也(ピアノ) 手島志保(ヴァイオリン) 加藤恭子(パーカッション) を予定。
照明:成瀬一裕
美術/衣装:荒田良
舞台監督:中村眞理
宣伝美術:小田善久(デザイン) 林美佳(イラスト)
入場料:全席指定
         S席 前売 3,500円 当日 4,000円
         A席 前売 2,500円 当日 3,000円

更なる詳細は↓

アシタ ノ キョウカ特設ページ

と、云う事で。

昨日(5/26)になりますが、新日本フィルの第477回定期演奏会、アルミンク第3章「シューマン」~狂気の中で得た神の啓示、に出演して参りました。場所はサントリーホール、開演は19:15、でした。

我々が歌った演目は、J.ブラームスの『運命の歌』op.54、です。なかなか歌う機会は無いのではないかと思う曲ですが、名曲ですね。指揮のC.アルミンクも、おそらくは震災の影響で4月の『薔薇の騎士』をキャンセルしてしまったという事情もありまして、かなり気合い入ってました。良い演奏が出来たのではないか、と思います。

次回アルミンクに出会えるのは、ほんのすぐ先、7月の同じく新日フィル第480回定演『トリスタンとイゾルデ』、となります。お楽しみに。

と、云う事で。

私設サイトの書籍紹介欄に、アダム=トロイ・カストロというアメリカの作家が2008年に出した長編『シリンダー世界111』を追加しています。フィリップ・K・ディック賞をとってますね。

なかなか面白い作品でした。キャラクタ小説でもあり、ハードSFでもあり、ミステリでもある。基本をしっかり押さえつつキチンと構成したことが成功をもたらしたのだと思います。既刊の続編2冊の邦訳が待たれます。

と、云う事で。

と言って、マイレージ関係ではありません。

随分前に発表されていたのですが、私たちが歌った小澤征爾指揮・サイトウキネンオーケストラのNY公演『戦争レクイエム』@カーネギーホールですが、その音源が6/8にユニバーサルから発売される模様です。詳細は下記に。

小澤征爾情報

小澤&SKOによる一連のNY公演が全て出揃うことになり、その一環となりますね。是非各CDショップ、通販などでお買い求め下さい。

と、云う事で。

さてさて、以下簡単に公演情報などを。

私が歌うわけではないんですが、丁度1年前まで在籍していた三重県の混声合唱団、ヴォーカル・アンサンブル《EST》が約2年ぶりに東京で歌います。

6/12の18時開演の北とぴあ合唱フェスティバル・クロージングコンサートでのワンステージ。このコンサート、E.ウィテカーばかりを取り上げるようです。凄い企画です。

詳細はちょっと見にくいけど↓

北とぴあ合唱フェスティバル2011

にあります。時間のある方は是非、聴きに行きましょう。私は勿論行きますよ。ちなみに、前日のコンサートも面白いので冷やかそうかと思っていたりします。

と、云う事で。

昨日今日と千葉県の岩井海岸で行なわれていたJ.ブラームス作曲『運命の歌』合宿が終了しました。

短い曲ですので、二日間丸々、という感じではなかったのですが、やればやるほど欲が出る、と言いますか、兎に角深い曲だな、と思いました。

この曲を含む4曲が演奏されるコンサートの詳細は下記にあります。

新日フィル第477回定期演奏会

今回C.アルミンクが振るわけですが、曲目からしても、非常に濃いコンサートになるのでは、と思います。是非足をお運び下さい。

と、云う事で。

私設サイトの書籍紹介欄に、綾辻行人による2006年初出の作品『びっくり館の殺人』文庫版を追加しています。「館」シリーズの第8作、となります。

さて、このコンパクトでシンプルな傑作、元々は講談社ミステリーランドの1冊として出ていたものです。あの企画、著名な編集者だった故・宇山秀雄氏が立ち上げたことは周知の通りですが、今になれば、本当に良い仕事だったな、と思うわけです。まだ全部を読み得ていないので、いずれまとめて読んでしまおう、などと考えています。買ってしまうと置き場所に困るので、図書館で借りるのが良いのかな、などと思ったりも。

と、云う事で。

私設サイトの書籍紹介欄に、京極夏彦による豆腐小僧モノ作品集『豆富小僧 その他』を追加しています。

角川つばさ文庫で出た『豆富小僧』をそのまま収録し、基本的に妖怪・お化けモノの狂言やら落語やらも加えた作品集です。コンパクトな本ですが、味わい深いです。是非ご一読を。

なお、「・・・その他」というと、岡正雄『異人その他』を思い浮かべてしまうのですが、京極さんなら当然読んでいそうですね。

と、云う事で。

さてさて、ちょっと変なネタを。

昨年末私はとある事情でNYに行った、わけですけれど(過去ログ参照のこと)、その際、某C航空を使ったのですね。名誉のために敢えて名前伏せますけど。で、今更と言いますか時間的な余裕が全く無くて出来ていなかったマイレージの事後加算作業を、ちょっと余裕が出来た先週からちまちまやっておりました。

基本的にANAで貯めている関係上、スターアライアンスの提携航空会社であるC社のマイレージをANA側で事後加算しようと思ったわけです。しかし、何かがおかしい。

「積算対象外件数が 2 件あります。詳細につきましては、【事後登録手続状況照会】画面にて内容をご確認ください。」という内容のメールが送られてきましたので確認してみますと、「提携航空会社のマイレージプログラムに積算済みです」なんて書いてあります。

「なんやそりゃ、わたしゃなんにもしてまへんで」、と思ってC社に問い合わせてみたところ、「確かにお客様が積算したという痕跡はありませんでした。どうやら何者かがサーバに侵入してマイレージ積算を行なった模様です。」との回答。

なんの得があるんだか全然分かんないんですが、愉快犯、なんでしょうか(笑)。というか、セキュリティ甘過ぎじゃない(笑)?いずれにしても、事情がはっきりしたので(取り敢えず、通報して、調査してもらう、と言ってました。)、ANAにはC社から直接連絡し、マイレージを加えてもらえるそうです。

以上、NYツアーの余韻、とでもいうような春の珍事、でした。

と、云う事で。

私設サイトの映画DVD紹介欄に、マーティン・スコセッシ監督、レオナルド・ディカプリオ主演によるサスペンス映画『シャッター・アイランド』を追加しています。

結構長い作品ですが、最後まで緊張感をもって観ることができました。この監督らしい細部まで手の行き届いたつくりの映画で、そのあたりはさすがに老練、という感じです。奥の深い、そしてまた今日の世界について色々なことを考えさせられる、傑作だと思います。

と、云う事で。

私設サイトの映画紹介欄に、ソフィア・コッポラの新作『SOMEWHERE』を追加しています。

この人、かの傑作『ロスト・イン・トランスレーション』で燃え尽きてしまった、のでしょうか。でも、まだ40歳なのでこれからの作品に期待、出来るのかな?

と、云う事で。

昨日(5/5)になりますが、Tokyo Cantat 2011のクロージングコンサートに、ロビー要員として出向いて参りました。取り敢えず大成功のうちに終わったのではないかと思います。ご来場の皆様、ありがとうございました。

ロビー要員とは言え、それなりに客席で演奏を聴くことも出来ました。余り集中出来ていなかったので記憶がぼんやり気味なのですが、取り敢えず難しいダブルコーラスに挑んだカレッジクワイアの勇気を称えたいのと、樹の会ユース女声からはその丁寧な音作りに感銘を受けつつ、お江戸コラリアーずからは堂々としてしかも柔らかい音色に感動を覚えつつ、公募2011合唱団からは掉尾を飾るに相応しい「中身」を感じ取らせて頂いたことを記しておきたいと思います。皆様お疲れ様でした、そしてまた、ありがとうございました。

終演後は某レストランでクロージングパーティ。コンサートでは歌えませんでしたが、こちらでは1曲やらせて頂きました。宴会芸、のようなものですが。ただ、そういうのも間違いなく音楽ではあるのです。

次はいよいよ『アシタ ノ キョウカ』、ではなく、5/26には新日フィル定演なんてものが入っています。詳細は後ほど、ということにしたいともいます。

と、云う事で。

私設サイトの書籍紹介欄に、服部真澄による近未来情報企業サスペンス『エクサバイト』文庫版を追加しています。

「エクサ」とは、「テラ」「ペタ」の上ですね。話の主な舞台となる2025年頃だと普通に扱える量ってその辺まで行くんじゃない?、という予測の元に書かれた作品です。近未来の話ですが、バリバリのSF、というわけではなく、割とオーソドックスな企業サスペンスになっているように思いました。どちらかと言えば、そういうものが好きな人向けの作品なのではないでしょうか。是非広く読まれて欲しい、とも思いますが。

と、云う事で。

私設サイト書籍紹介欄に、桜庭一樹による『荒野』3分冊版の第3巻『荒野 14歳 恋しらぬ猫のふり』を追加しています。

最終巻です。これだけ、後で書かれたものです。書かれた時期が、『私の男』あたりと重なるわけです。これはとても重要。是非とも手に取ってお確かめ下さい。

と、云う事で。

一昨日(5/1)になりますが、Tokyo Cantat 2011の一環として行なわれたコンサート=シリーズⅡ「日本の音素材による合唱」『間宮芳生の仕事』、に出演しました。簡単に報告を。

私が歌ったのは既に下のエントリに書きました2曲です。まずは1曲目。全体の中では3曲目に当たる『合唱のためのコンポジション 第14番 男声合唱のための』から。

事前の練習回数がとても少なくて、さりとてそんなに長いわけでもないしこんなもんかな、とも思っていたのですが、前日の公開リハ、そして当日の直前リハを経て、「うーん、これはまずいぞ、というか絶望的かも...」という気分に陥ってました。ハモるべきところがハモらない、ミストーン多し、飛び出しや落っこちもなくならない、ダイナミクスも全然出てない、という最悪な状況。

しかし、男声合唱の面白さはやはりそこから。4時間ほど(私は『変幻』リハがあったので3時間くらい)の休憩を経て臨んだ本番は、中にいても普通にちゃんとした演奏、だと分かるものでした。というか、こういう風に出来るのなら練習の時からやって欲しい、ですね(笑)。まあ、色々と事故もありましたけれど、個人的にはかなり満足。後で様々な人から意見を貰いましたが、かなり高い評価を頂きました。これが、男声合唱というものの醍醐味ですね(笑)。

続く2曲目は、上の曲が終わってとっとと着替えてから約30分ほどのインターバルを経て臨んだ『合唱のためのコンポジション 第9番 変幻 混声合唱・オルガン・2台のハープ・2コントラバスと打楽器のための』です。

練習にはかなりの時間をかけてきました。スタートは11月位だったんじゃないかと思います。本格的には正月からですが。とてつもなく難しい曲で、音程指定のないところはどう歌ったらよいのか最後まで悩みましたし、音程のあるところは殆ど調性なんてありませんし参照できる音も全然鳴ってませんから練習時には終始音叉を握りしめてました。最終的には使いませんでしたけれど。

そうですねぇ、この曲、そもそもどう向き合えば良いのか、その辺からして非常に難しい曲ではなかったかな、と思います。例えば、普通の曲なら練習すればするほど、リハーサルを重ねれば重ねるほど上手くはなっていくもの、だとは思うのですが、今回はそれを全く実感出来ない。聴く側に立っても、どう聴いたら良いのか、どう評価して良いのか非常に悩むのではないか。

演奏が困難な曲、というのは今までにもたくさん扱ってきたわけですが、上に書いたような意味で悩んだりはしなかったように思います。それほどに重く、様々なことを考えさせてくれる曲でした。このような機会を得られたことには感謝の意を表したいと思います。

以上、自分の歌った2曲に関して、でした。

ちなみに、『変幻』終了後は、3曲(と言いますか、3ステージ)を会場で聴くことが出来ました(『コンポジ#15』、『日本民謡集』より、『コンポジ#5』)。出演者の皆様、素晴らしい演奏を聴かせて頂きまして、本当にありがとうございました。

と、云う事で。

私設サイトの書籍紹介欄に、今野敏による超能力ジャズ・カルテットを主人公とする伝奇サスペンス・シリーズ第3弾『奏者水滸伝 古丹、山へ行く』文庫版を追加しています。1986年刊行の作品を、タイトルを変えて再度文庫化したものです。元のタイトルは『妖獣のレクイエム』、でした。

そうですねぇ、ちょっと4人が戦闘力高すぎかな、と思ってしまうところもあります。早めに挫折を味わって貰って、強化合宿でもして貰って、みたいな展開になって欲しいですね。『少年ジャンプ』の漫画みたいですけど。既に再文庫化が終わっている巻もなるべく早めに読もうと思います。

と、云う事で。

私設サイトの書籍紹介欄に、誉田哲也による剣道少女小説シリーズの第2弾、『武士道セブンティーン』文庫版を追加しています。

神奈川と福岡の二手に分かれて物語が進行します。新たなキャラの登場、そしてまた読むものの心をとらえて放さない見事なプロット構成で、一気に読ませます。『武士道エイティーン』への橋渡し、というだけでなく、これ単体でも非常に優れた作品に仕上がっていると思います。是非ご一読を。

と、云う事で。