2012年3月アーカイブ

去る3/25(日)、かつしかシンフォニーヒルズで行なわれておりました、シンフォニーヒルズ少年少女合唱団の第8回定期演奏会を聴いて参りました。簡単に感想などを。

青砥ですから、近いですね。適当にお昼を食べてホールへと向かいます。なにげに寒い。

音楽監督と殆どの曲の指揮はバリトン歌手の宮本益光さんです。終始流麗かつ優雅に振っておられました。

プログラムは盛りだくさんな内容。会場にも来ていた加藤昌則さんの曲が半分くらい、でしたでしょうか。第2ステージと第6ステージはこの方の曲、あるいは編曲でした。

童声合唱の良さって言うのは、やっぱり声の均質性ですね。これは大人も見習うべきなんじゃないかと思います。キレイにハモりますし、言葉も良く分かります。

当然のように全曲暗譜。一丸となって音楽を作ろう、という強い意志が感じられました。これは決して簡単なことではないと思います。

それも含めまして、全体としてとても良く訓練された、そしてまた統制感のある演奏だったと思います。関係者の皆さん、そして出演者の皆さん、お疲れ様でした。

と、云う事で。

私設サイトの映画紹介欄に、ヴィム・ヴェンダースによるドキュメンタリ・フィルム『Pina ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』を追加しています。

3Dカメラによって作られた、20世紀最大の舞踊家にして振り付け師の一人ピナ・バウシュ(1940-2009)についてのドキュメンタリということになります。

出演は彼女が長く芸術監督を務めてきたヴパータル舞踊団(「ヴッパタール」じゃないと思うんですけど、どうなんですかね。綴りはWuppertalですし。)の面々。彼女の遺した演目を踊り、彼女について語ります。

殆ど本人が登場しないことに驚嘆したのですが、それはとても筋の通ったことだと思いました。ここでは踊り継ぐ意志についてのみ語ろう、というような謙虚な、そして計算高い態度が、この作品のドキュメンタリとしての価値をこの上なく高くしている、そんな気がします。

下にとても良く出来た予告編を貼り付けておきます。

と、云う事で。

私設サイトの書籍紹介欄に、先頃芥川賞を受賞した円城塔による第1短編集『Boy's Surface』文庫版を追加しています。文庫版オリジナルの著者自身による解説付きです。

難解をもってなる、という感じですね。数学を縦横無尽に駆使した恋愛小説として読むことが出来る作品が集められています。その小説としては決して普通ではないたたずまいを愉しみましょう。

と、云う事で。

昨日になりますが、セント・パトリックス・デイ・パレード2012イン海浜幕張が開催されました。以下、簡単にご報告などを。stpatricksday_makuhari_20120321_01.jpg

20年もやっている東京を皮切りに全国10数都市にまで拡大しているこのパレードですが、海浜幕張では何しろ今回が初めての開催。地元であるわけで、これに参加しないわけには参りません。

1年前の震災による液状化でボロボロになった駅周辺も、このところの工事によりかなり整理され歩きやすくなっています。そんな中、チーバ君にもご登場頂き、思っていた以上に盛況のうちに終わりました。写真はパレード前の一こま。チーバ君とバグパイパー達、そして風船で顔は隠れてますがセント・パトリックもいるではないですか。なかなか趣のある一枚ですね。

パレード後は駅前でアイリッシュ・ダンスが披露され、その後プレナ幕張にあるアイリッシュ・バーでのパーティとなりました。残念ながらほとんどいられませんでしたが。

来年はどんなことになりますやら。地の利を活かして、色々貢献したいな、と思う次第です。盛り上げたいですね。

と、云う事で。

去る3月17日(土)、小雨がぱらつく中を八王子まで出向きまして、絹の道合唱団コンサート2012を聴いて参りました。指揮は同じ合唱団に所属しております横山琢哉氏です。以下簡単に感想などを。

八王子遠いです...。

というのは冗談ではなくホントのことで、いやー、遠いですね。家から3時間くらいかかりました。ケガしてるんで、乗り換えとか徒歩とかに時間がかかるせいもあるんですけどね。

遠いせいもあるんですが、この日は法事(お彼岸です。)があった関係で家を出るのが遅くなりまして、第1部はロビーで鑑賞。第2部からの鑑賞となりました。

第1部は芥川也寸志による『砂川』。この合唱団、要はうたごえ運動ですからね。外から聴いていても闘争の歴史を垣間見た気がするような、熱い演奏でした。日本の戦後、それは全ての人が何かしらの理念を持って生きていた、そんな時代だったのです、きっと。

第2部は加藤直+青島広志による合唱劇『星からとどいた歌』。こちらも政治的な作品ですが、基本はエコロジーです。エコロジーも大なり小なり政治的ですが。それは措きまして、この作品が世に出てから25年の歳月を経ても、人の世は代わり映えしてない、ですね。

こういうのを観て、「1980年代の人たちって、こんなこと考えてたんだ。」、と笑い飛ばせるような時代には、きっとならないのでしょうね。なって欲しいけど。

ある意味、きっとそこを目指していなかったんじゃ無いかと思うにもかかわらず普遍性を獲得してしまった感のある名作だと思いますが、兎にも角にもその稽古は途方もなく大変だったんじゃないか、と思いました。曲も高度に作られているし、動きまくりますからね。お疲れ様でした。とてもとても、感動的なステージでした。

と、云う事で。

私設サイトの映画紹介欄に、マーティン・スコセッシ監督による3Dアドヴェンチャーにして心温まるヒューマンドラマ映画『ヒューゴの不思議な発明』を追加しています。

先日のアカデミー賞では、どちらかというとテクニカルな5部門を受賞しました。テクニカルなだけではない、かなりしっかりとした作品ではないかと思います。私はレイトショー故2Dで観る他なかったんですが、是非3Dでご覧下さい。

いやー、わたくし、前々からジョルジュ・メリエス尊敬しまくりなんですよね。本人は後々になって多くの人からそんな風に思われるなんて考えもしなかったんでしょうね。職人とか技術者ってのはそういうモンだと思います。地道さこそが美徳なんです。

と、云う事で。

私設サイトの書籍紹介欄に、伊坂幸太郎による極上のエンターテインメント作品『モダンタイムス』文庫版を追加しています。

面白いですね。色々な意味で本当に充実してきたな、と思います。結構先の話なんだけれど、案外こんな感じなのかも知れませんね。

ちなみに本書は、『魔王』の続編になっています。未読の方はまずそちらを読んだ方が良いと思います。

と、云う事で。

去る3月11日(日)、市原市の五井というところで行なわれておりました、制作舎 翔が企画している東北関東大震災復興支援チャリティコンサート第6弾に出向いて参りました。以下、簡単に報告などを。

あの震災からちょうど1年。私にとっても大変な1年ではありましたが、被災地・被災者にとってはそれはもちろんのこと。何かアクションを、と思ったのですが演出家の原島義治さんからのお誘いを受けまして、このようなイヴェントに参加することに致した次第です。

コンサートというよりはイヴェントは2部構成。前半では梅花講の皆さんによる御詠歌、舞踏、朗読、メッセージ紹介、対談などが行なわれ、黙祷を挟んで第2部でも再び朗読、そして最後に歌とピアノのミニ・コンサートが入る、という構成をとっていました。

あの震災とどう向き合うか、というのはまだ日が浅い今日ではなかなか整理の付かないことだと思います。今回のイヴェントでは、犠牲となった方々への鎮魂、一日も早い復興への祈り、が主たる目的となっていましたが、そこにやや客観的な視座からの振り返りとして、青山学院大で公共政策論を教えている宮原勝一さんと、骨のある論客としても知られるフリーアナウンサーの山川建夫さんの対談を挟んだのは非常に効果的だったと思います。

会場は超満員。これは、あの出来事への関心の高さを物語っていると思います。決して風化させることなく、語り継いでいきたいものです。

と、云う事で。

去る3月9日(金)、すみだトリフォニーホールで行なわれておりました、新日本フィルによる「特別演奏会 すみだ平和祈念コンサート2012」に出演して参りました。

このコンサート、この時期に毎年行なわれているもので、要するに東京大空襲に合わせています。3月10日、ですね。周知の通り3月11日があの大震災の日ですから、併せて使者の冥福と一刻も早い復興を祈ろう、というコンセプトの元に行なわれた、ということになります。

曲はG.フォーレ作曲『レクイエムop.48』、です。指揮はジャン=クリストフ・スピノジ、ソリストはソプラノ:三宅理恵、バリトン:青山 貴という布陣。

さて、震災や空襲も大きな出来事ですが、昨年は家族に不幸がありまして、その意味でも非常に感慨深いレクイエム演奏となるだろう、と思っていたわけです。

しかしながら、1月24日に鎖骨を折った関係で事前練習には1度しか出られず。良く聴くけれど歌ったことのない曲ということもありまして、個人練習に相当な時間をかけ、ピアノ合わせやオケ合わせ、当日のG.P.には、かなりの集中力を持って臨みました。

コンサート直前にはややモティヴェーションを下げさせるような一幕もありましたが、スピノジ氏のこのコンサートにかける熱い思いが強烈に伝わってくる指揮っぷりに感じ入りつつ、祈りを込めて歌わせて頂きました。思いは届いたでしょうか。

次回本番は24日(土)の山本直純没後10周年記念コンサートとなります。代表作の一つである『田園・わが愛』を歌います。詩は尊敬して止まない詩人にして歌人の寺山修司によっています。何とぞご期待下さい。

と、云う事で。

続報です。sp_2012_01.jpg

海浜幕張は本年からですね。しかも、企画が立ったのが2月らしい、です。知らなくて当然(笑)。

一応スタッフに連絡を入れまして、パレードに加わることになりました。皆さんよろしくお願いしますね。ティン・ホイッスルくらいは持って行きます。何も吹けませんが。持ってくだけ(笑)。

貼り付けた画像は公式フライヤです。無断転載して宣伝させて頂きます。何とぞご了承下さい。

リンクも張っておきます。うーん、愉しそうでしょう?

セント・パトリック・デイ・パレード千葉

このブログをご覧の皆さん、緑色のものを身体に着けて是非お越し下さいませ!

と、云う事で。

去る3月4日(日)、益田市の島根県立いわみ芸術劇場大ホールで行なわれておりました、広島交響楽団第19回島根定期演奏会に出演して参りました。指揮はかの秋山和慶氏、でした。

何だかんだで、ケガをおしての、2週にわたる第九出演です。飛行機とっちゃってましたからね。心配していた飛行機での往復もさほど問題なく、とは言え大変くたびれましたけれど。

そうですねー、今回はグラントワ合唱団+栗友会、という合唱団だったわけですが、これが非常に良い感じと言いますか。前週が前週なので比較しちゃうわけですけれど、うーん、良かったな、と。ちなみに広響の演奏もとても良かったです。

残念だったのは集客。ソリストもスーパーバリトンの福島明也さんを始めとして、実に素晴らしい面々だったんですけどね。そして、指揮は秋山和慶ですよ、秋山和慶!お天気の悪さが災いしましたかね~。

こんな生活をしているとケガはなかなか治りませんが(そういう問題じゃないって?)、次回出演はすぐ先。3/9にG.フォーレの『レクイエム』@すみだトリフォニーホールとなります。

と、云う事で。

私設サイトの書籍紹介欄に、京極夏彦による近未来小説『ルー=ガルー2 インクブス×スクブス』文庫2分冊版を追加しています。

第1弾『ルー=ガルー 忌避すべき狼』が映像化されてすぐの刊行となりましたが、今回は電子書籍、単行本、新書、そしてこの文庫版の4形態で同時刊行です。5年くらいかかることをいっぺんにやってしまった感じですね。

中身はさすがにこの作家の手になるもので、人物造形といいプロットの組み立てといい現われるガジェット群といい、本当に細かいところまで実に手の込んだ職人仕事をしていると思います。いずれ映像化されると思いますが、まずはテクスト・ベースでお楽しみ下さい。

と、云う事で。