2012年6月アーカイブ

私設サイトの書籍紹介欄に、誉田哲也による柏木夏美を主人公とする青春エンターテインメント小説シリーズ第2弾『ガール・ミーツ・ガール』文庫版を追加しています。

タイトルの後ろの「ガール」とは二世大物アーティスト・島崎ルイのこと。キャラクタ造形に長けた誉田氏ですが、ここでもまた新たに面白いキャラクタを生み出していますね。

上のリンク先にある文章にちょっと付け加えておきますと、本作は全体として、今日の音楽業界に対する結構辛辣な批判にもなっていて、その点でも痛快な作品です。是非ご一読を。

と、云う事で。

今回は6月24日(日)の練習についての報告です。といいますか、ツアーに向けての全体的な進捗と今後の計画というか覚悟の程についても語っておきます。

さてさて、まずは概況を。13時から公式練習開始となりましたが、男声は向井先生自身が指導。「地上の平和」「原体剣舞連」を兎に角整理、という練習でした。

その後は5時間以上にわたるアンサンブル練習。やっぱりディクションが大変な2曲=「ラシーヌ賛歌」(ホントはラスィーヌだけど)、「地上の平和」から始まり、その後女声は浴衣に着替えて後半ステージへと。

まあ、浴衣で後半の結構な長丁場をどう乗り切るか、というのも含めた練習だったわけです。7月終わりだから、きっと相当暑いですよね~。教会だからエアコンないだろうしな~。てか、考えてみたらエアコンつけて練習しちゃダメじゃん(笑)。

で、後半とアンコール曲を網羅して練習が終わりました。お腹一杯、という感じでした。実際には後半腹ぺこでしたが(笑)。

練習自体はそんな流れ、でした。

ところで、この日の練習を入れて、7/15の試演会、あるいはツアーに向けての通常練習は3回しかありませんでしたので、ややスクランブルな感じが漂い始めています。

思えば、ESTの海外コンクールや定演というのは、基本的に既にどこかで演奏した曲、というよりは結構歌い込んでいる曲を扱ってきたわけでして、今回はその点でかなり厳しい。まだのせたことのない曲が結構ありますし、新しいメンバが非常に多いのでそういうメンバにとっては当然初めて歌う曲ばかり。

そうなんですよね。私が在籍してた頃は、定演や海外コンクールの一ヶ月前くらいになると、大部分が譜面を外して歌うようになっている、というような感じでした。今回も一応それを目指して練習計画が立っていたわけですが、やはりスケジュール的にキツイものがあり、多くのメンバがまだ譜面を離しにくい、という状況があります。その実私もなのですが。

で、ローテーション的には、残り2回の練習で全プログラムの半分ずつをこなすことになると思うので、要するに残り2回がそれぞれの曲について、試演会前の最後の練習、になるわけです。

ここまでくると、練習の中でも本番さながらな演奏をしていかないといけません。となると、もう基本的には譜面は見られない、んですよね。ESTの「本番仕様」、ってのは要するにそういうことですから。

そんなわけで、一応覚悟を書いておくと、来週までに後半プログラムと「地上の平和」については譜面無しで歌えるようにしていきます。そして、試演会には全て暗譜で臨むつもりで他の曲もとっとと覚えます。

あー、凄いこと書いてるな(笑)。まあ、言うは易く行うは難し、ですから(笑)。

以上、練習報告と覚悟をざっと書き綴りました。

と、云う事で。

去る6月19日(火)、台風接近による交通麻痺が懸念される中、初台の東京オペラシティ・コンサートホール:タケミツメモリアルで行なわれておりました、スウェーデン放送合唱団の公演を聴いて参りました。

台風はまあ仕方ないんですが、19時開演なので頭の方は聴けません。勿体なかったんですが、やむを得ません。

そんなわけで、前半の終わり2曲を聴いて、休憩入りです。スウェーデンのH.アルヴェーン「そして乙女は輪になって踊る」、同じくスウェーデンのJ.サンドストレムの「山嵐の夜」の2曲。前者はいかにもな感じの可愛い民謡調の楽曲。そして後者はサーミ語によるヨーイクを基調とした曲。まさに嵐の夜でしたが。聴けなかった曲の中にフィンランドの作曲家J.マントュヤルヴィの『天体の組曲』というのが入ってたんですが、この人もヨーイクを大々的に扱ってますね。日本だと間宮芳生。そうですね。このサンドストレムの曲、凄く間宮っぽかったです。

休憩を挟んで後半はメイン・ディッシュな感じのS.ラフマニノフ『晩祷』から前半の9曲を。

何だか凄まじい演奏でした。鳥肌もの、と言いますか。重厚かつ、壮麗。合唱団は33人(8、8、8、9)という布陣でしたが、いやー、あのそれなりに広い会場が鳴り響く感じ。さりとて、ppも極めて美しい。極めつけは低音部を歌う方々で、下の方のBを余裕で響かせてる感じでした。素晴らしいです。

ロシア革命以来長きにわたって封印されていたこの曲、再度日の目を見てから40年ほどが経過しておりますが、いよいよ輝きを増してきているといいますか。教会スラブ語で歌われるロマン派宗教曲の中でも傑出した曲の一つだと思います。歌ってみたいけれど、長3度は上げないと無理でしょう(笑)。

アンコールはホールに合わせて、ということもあるのでしょう武満の「さくら」その他。美しかったですね。来月フランスでJ.ラスィーヌの詩によるG.フォーレの曲をやるわけですが、果たして我々はどこまで作品の真髄に迫れるんだろう、などと思ってしまいます。彼等がそうであるように、兎に角真摯に取り組むの他はありません。

最後になりますが、合唱みたいなことをやっていると、やっぱりドイツを含む北欧的な音というのは本当に魅力的に感じられてしまうんですが、一体どうやったら出せるのかな、ということを常々考えてしまいます。どうやったら出るんでしょうね(笑)。これまた日々精進するしかないかな、と。

そんなことを考えながら、吹きすさぶ風の中帰途についたのでした。

と、云う事で。

うーん、あっという間に終わってしまいましたね。結局一試合もリアルタイムで観られませんでした。まあ、どっちにしても今年は無理でしたが。

さてさて、今年のNBAプレイオフを振り返ってみますと、西カンファレンスでは結構ガチガチの優勝候補だったスパーズが躍進めざましいサンダーにカンファレンス・ファイナルズで敗北。どっちかというと層が厚い気がする東カンファレンスでは優勝候補の一角だったブルズがなんと1回戦で負けてしまい、最後は「こりゃ実質的な決勝だろ。」というセルティックスとの一騎打ちを辛くも勝ちとったヒートが優勝、というな流れでございました。

まあ、例年通りの結構波瀾万丈なプレイオフでしたが、先週末から始まったファイナルズは下馬評通りというかそれ以上の圧倒的な力を見せつけてヒートが4-1でサンダーを下しちゃいました。

MVPはレブロン・ジェームズ。ついにやりましたね。ドウェイン・ウェイド、クリス・ボッシュと組むビッグ3はちょっと凄い。そうですねー、これはしばらくヒート時代が続くんじゃないでしょうかね。

こうなりますと、次の興味はオリンピック。誰が招集されるんでしょうか。前回はマジ凄かったからな~。上記3人は取り敢えずの有力候補かな。北京にも出ていたし。ちゃんと放送して欲しいものですね。

と、云う事で。

いよいよ佳境に入って参りました、南フランスへの道第7回です。今回は6/17(日)に行なわれた三重県合唱祭と、その前後の練習について簡単にまとめておきます。

さてさて、ESTのメンバは前日から練習に入っておりましたが、私はイクトゥス様の演奏会を聴きに行くという義務がございますので、お休み。17日のお昼前からの練習参加となりました。何せイクトゥス様とは来年ジョイントですからね。私はどう関われるか謎ですが。

それは兎も角、17日は朝6時半くらいに海浜幕張駅を出まして、一路名古屋。ご飯を食べる間もなく津新町へと赴きます。まあ、慣れっこですが。

向井先生は合唱祭で他の団体も振りますので、練習は色々なパターンで。パート練習から始まって、クヴェルノの"Ave Maris Stella"を団内指揮者が指導し、それから音楽監督による練習で、「地上の平和」、そしてこの日歌うことになる松下耕「さくら」とJ.Vajda"Psalm117"を割と念入りにやりました。前の日から結構時間をかけて取り組んだようで、「地上の平和」がとても良くなってましたね。厳しい音がかなりの率で決まり始めたように思います。

なんだかんだ練習は長引きまして、16:00過ぎに三重県文化会館に集合という話でしたが練習会場を出たのは15分くらい前でしたかね。ギリギリ過ぎ(笑)。車以外での移動はほぼ無理ですので分車して移動です。

到着後は他団体の演奏をロビーで少々聴きつつ、その後は良く響くリハーサル室でリハーサル。そして本番。適度な緊張感をもって歌い終えられた、と思いました。現段階だとこれ以上は無理だな、という感じでしたね。

続く全体合唱は信長版「見上げてごらん夜の星を」。うろ覚えでしたので、周りの皆様の楽譜をチラ見しようかと思ったんですが、よく見えませんでした(笑)。どうせならちゃんと練習したかったな~。

その後は17時半くらいからリハ室で2時間弱練習。松下耕「田植歌」、V.ミシュキニシュの2曲、G.オルバーン"Come Away"そして鈴木輝昭「原体剣舞連」というラインナップ。

物凄く響く部屋なので、多声部が良く聞こえましたね。ちょっと楽しちゃえるくらいの方が現段階では良いのかも。デッドな環境だと兎に角ハモりませんから。ストレス貯めずに音楽の形を身体に刻み込むには良い環境だったように思います。

フランス行きまで約一ヶ月。焦っても仕方ないので地道に着実に一歩一歩足元を固めていくしかないと思うのですが、この日はそれがイイ感じで出来ているような実感がありました。少ない残り時間で、どこまで行けるのか、今からワクワクしている次第です。

と、云う事で。

先週の土曜日(6/16)になりますが、降りしきる雨の中行なわれた、千葉市で活動している合唱団イクトゥスの第6回演奏会を聴きに京葉銀行文化プラザ音楽ホールに出向いてきました。開演18:30がJRの遅延の影響で少し遅れて18:40くらい。第1、2、4ステージの指揮は常任の高橋英男さんが、第3ステージはKenPこと佐藤賢太郎さんが自作曲を客演で振る、といった趣向でした。

ちなみに、結構お客さん入ってましたね。来年の5月5日(日)に同団の第7回公演にしてVocal Ensemble ≪EST≫とのジョイントコンサートが予定されておりますが、会場はまさにこのホール。音響やアクセスなどは千葉県内で一番良いんじゃないかと思ってますが、この日以上の盛会になると良いですね。

それは兎も角、以下、簡単に感想などを。

第1ステージはスウェーデンのコーラス・グループ=The Real Groupが、当時84歳になっていたはずのEric Ericsonを迎えて録音した名作Stämning(2002)に収録されていた曲を中心にした構成。全曲歌詞はスウェーデン語なので、指導者のエリンさんもアルトに参加。やさしさに溢れた、とてもかわいらしい演奏で、原発再稼働や増税などといったいやなニュースでちょっとささくれ立っていた心がほどよく和みました。

第2ステージは、ホールの大きさと合唱団のスケールに一番マッチしているのではないかと思う古楽・ルネサンスものによる構成。第3ステージとペアになっているところがミソで、こちらでは時系列を逆転させ、キリストの復活から始まって以後受難、誕生とさかのぼり、最後は受胎告知で終わる。逆に第3ステージは受胎告知から始まって復活で終わる、という趣向です。

さてさて、この合唱団、30人くらいという人数ですとか、一人一人の声質などはきっとこういう様式の作品をやるのに一番良いと思うのですが、問題はパートバランスだと思いました。端的に申しまして、内声が基本的に聞こえないんですね。ベースがでかい、という意見もあったそうですがそれは多分間違いで、どっちかと言えばテナーとアルトが弱い。そうですねー、基本旋律っぱなしなんだからもっと積極的に歌い続ければ良いのに、と思いました。他声部に闘いを挑むくらいなところがあっても良いのじゃないかと。各声部が良いバランスで出たり引っ込んだりするところがポリフォニィの面白さなはずなんだけれど、終始外声部だけで進行しているように思えてしまった次第です。

第3ステージはKenPステージ。KenPの曲はESTでも何曲か歌ったことがあるのですが(彼の指揮でも一回、です。非公式な場、でしたが。)、基本的な路線はやはりKenPのもの。イエスの生涯を綴る結構血湧き肉躍る感じの曲に仕上がっていて、非常に愉しめた次第です。KenPの指揮は初めて後ろから見ましたが、いやー、実に端正ですね。そして適度に熱い。そんなこともきっとプラスに働いて、合唱団も第2ステージのやや消極的な印象から一変して、ガラッとチェンジしたように思えました。これが私が選ぶこの日のベスト・ステージでした。

第4ステージは三善晃による名曲『クレーの絵本第1集』全曲。例のギターとシンバルが入るやつです。日本語曲で何となくホッとしてしまったのですが、この曲、そう一筋縄で行くものでもありません。どう考えても天才な三善さんの、しかも脂の乗り切っていた時期の、そして代表曲の一つですからね。三善さんのゾクゾクするような和声展開感であるとか、日本語という言語を徹底的に分析・計算し尽して作られた音像みたいなものの表出を果たすためには、一人一人がそういうことに自覚的でないといけないんですよね。正確に楽譜を再現するのは本当に難しい曲だと思います。前のステージから引き継いできた全体的な勢いには素晴らしいものを感じましたが、勢いを捨てないでそれに加えて一段上の緻密さが欲しい、と思いました。

まとめますと、いにしえのサウンドから今日のものまで、とてもバランス良く配置され、更にはひねりも適度に加わった本当に良く考えられた選曲のコンサートだと思いました。個々人の努力、そして高橋さんの熱演、あるいはまた客演指揮や楽器奏者といった多彩なゲストにも支えられた、実に感動的な演奏会でした。非常に愉しめました。

以上です。

終演後、打ち上げにも参加させて頂きました。お誘いありがとうございました。更なるご発展を祈念しております。

最後になりますが、やはり気になる来年5月5日の第7回公演について。見事にTokyo Cantatのクロージング・コンサートとかぶっているわけですが、何らかの形で関われないかな、などとも思っています。一期一会ですしね。そして、多分、というか間違いなく合同ステージもあるのでしょうから、ね。

と、云う事で。

私設サイトの書籍紹介欄に、今野敏による人気シリーズである警察官僚・竜崎伸也もの第3弾『疑心』文庫版を追加しています。単行本は2009年刊、既に第4弾『転迷』もでていますね。

相変わらずの堅物ですが、今回は意外な一面を見せてくれています。是非ご一読を。

と、云う事で。

第6回目です。6月10日の練習の模様やら演奏会の情報などをかいつまんでご報告。

この日は鈴鹿市での練習でした。公民館ですね。私は何とかお昼過ぎには着いて、まずは個人ヴォイトレ。「地上の平和」の跳躍音形をどう歌うか、ってあたりをやりました。まあ、アクロバティック極まりない曲です。一人一人が凄い歌い手じゃない限り35人くらいでは到底イイ音出ません。物凄く努力して、一皮も二皮も剥けないとダメだな~、と思いました。

13時くらいからは1時間ほどパートに分かれての練習。ベースはここでも「地上の平和」です。微妙なピッチを揃えることですとか、歌い方を統一すること、に力を注ぎました。苦労してますが、かなり歌い込まれてきて良い味が出てきています。もう一曲はアンサンブル練習でも取り上げられることになるG.フォーレの「ラシーヌ賛歌」。A.シェーンベルクよりは遙かに歌いやすいけれど、さりとて侮れない曲、です。

そうですね、この曲、今回は恐ろしいことにフランスで演奏するので、そこを真摯に感じないといけないと思いました。せめてもう少しフランス語らしく歌わないと、です。鼻母音とかそういうのは全く意識されていない気がするし、そういう難しいことは措くとしてもそれ以前のディクションがどうにも勉強不足な気がしています。何とかしないとですが私に余裕がないです。

14時からは5時間半くらいにわたるアンサンブル練習。休憩ってあったっけ、という感じでした。この合唱団は大きな本番近づくと大体こうなりますね(笑)。凄い熱気で、外も暑かったのでエアコン入れてました。曲は次週合唱祭で演奏する松下耕「さくら」とJ.ヴォイダ"Psalm117"から始まりまして、その後フォーレからシェーンベルクまで、「1.祈りの作品集」(後述)と題されたステージのものをほぼ網羅しました。ホントは冒頭に来るはずの、復帰後未だに一度も歌っていないパレストリーナはこの日も歌えませんでしたが(笑)。全体として熱く、最後まで集中力の切れないとても充実した練習だったと思います。

さてさて、この日の練習についてはこの位にしまして、上のステージ云々について以下、ちょっと書いておきます。その前に、現地コンサートの情報が少しずつ出て参りましたので、リンクを貼っておきます。

受賞者合唱祭2012

というか、まだフランス語版しかないですね。まあ、大体分かるから良いですけど。この写真使ったのか、って感じですが(笑)。これより全体写ってるやつの方が好きです。私もいるんで(笑)。

肝心の演奏曲目は渡仏直前に行なわれる試演会のデータを見て頂ければよろしいかと思いますのでこちらについてもリンクを。ここに直接貼ってもよいんですが、まあそれは後日に。

Vocal Ensemble《EST》 南フランスコンサートツアー試演会

これをご覧になって頂ければお分かりになりますように、要するに今回のツアーで行なうコンサートは2部構成になってまして、前半が「1.祈りの作品集」で後半が「2. 《EST》コーラスコレクション」となります。前者がほぼ宗教曲で、後者は日本の曲を中心とするアラカルトになってます。

この試演会、鈴鹿市内で7月15日の夜にやります。時間のある方はお誘い合わせの上、是非お越し下さい。なお、入場は無料ですがエントリー制なので事前に連絡する必要があります。取り敢えず私にくれても大丈夫です。

と、云う事で。

私設サイトの書籍紹介欄に、乾くるみによるタロウ・シリーズ第4弾の長編『セカンド・ラブ』文庫版を追加しています。

「恋も二度目なら~~」、というあの曲が思わず口から出てしまいますが、それは措くとしまして、と。かの傑作『イニシエーション・ラブ』に良く似た構造を持った作品、と一応言えると思います。まあ、だまされて下さい。

と、云う事で。

私設サイトのDVD紹介欄に、ロブ・マーシャル監督による「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズ第4弾『生命の泉』を追加しています。

3D版が制作されたようですが、自宅での鑑賞。エンターテインメント映画という概念を拡大することに貢献してきたこのシリーズ、本作はちょっと前3作とはトーンが異なりますが、より単純で痛快なアクション映画へのかじ取りをした、という風に好意的に捉えても良いのではないかと思います。まあ、兎に角色々な点において完成度は極めて高いです。

と、云う事で。

私設サイト書籍紹介欄に、桐野夏生著『IN』文庫版を追加しています。

1997年発表の代表作『OUT』と対をなす作品、ということになるのでしょう。内容的には、かなりかけ離れたものになっていて、その辺がある意味この人らしい気もします。是非ご一読のほど。

と、云う事で。

私設サイト書籍紹介欄に、藤木稟による「バチカン奇跡調査官」シリーズ第6弾、『ラプラスの悪魔』を追加しています。

文庫オリジナルです。前巻から7か月での刊行となりました。ちなみに、「ラプラスの悪魔」については下記を参照してください。

ラプラスの悪魔(Wiki)

と、云う事で。

私設サイトの書籍紹介欄に、道尾秀介による真備もの第3弾の作品集『花と流れ星』文庫版を追加しています。オリジナルは2009年に刊行。

後味の悪さを強調されてきた作家による、ちょっと他の作品とはテイストの異なる5作品からなる中短編集。これまで敬遠気味だった人にもお勧めな一冊です。

怪奇趣味まではいかない程よく軽いオカルト性と、ヒューマニズムに溢れた珠玉の作品群、と言えるでしょう。是非ご一読を。

と、云う事で。

私設サイトの書籍紹介欄に、有栖川有栖による火村英生シリーズの1冊、『妃は船を沈める』文庫版を追加しています。

2本の中編と、書き下ろしの「幕間」からなっています。ですが、一応長編、として読めるものです。

主人公のあだ名を組み込んだタイトルといい、第1部で話題になる「猿の手」といい、小道具の「使い方」が心憎いまでに素晴らしい、と申し上げておきましょう。使い方については、本書を読んでお確かめください。

と、云う事で。

私設サイトの書籍紹介欄に、乾くるみによる「タロウ」シリーズ中の一冊(今回は「女帝="The Empress"」)、『嫉妬事件』を追加しています。

雑誌掲載からの文庫化です。カップリングとして、同作品の作品内作品である「三つの質疑」を収録。解説は我孫子武丸が担当しています。

殆どjealousyの話じゃなくて、どっちかというと、というよりほぼshitの話です。そして、キチンと本格ミステリしてます。ちなみに、元ネタは竹本健治、ということになりますでしょうか。

と、云う事で。