南フランスのメディアがこんなものを作ってくれました。是非ご覧下さい。リンクが切れないことを祈ります。
Festival-des-Choeurs-Laureats 2012
ちなみに、動画は最後のフルメンバでのコンサートの模様です。私は常時ほぼセンタですね。
と、云う事で。
南フランスのメディアがこんなものを作ってくれました。是非ご覧下さい。リンクが切れないことを祈ります。
Festival-des-Choeurs-Laureats 2012
ちなみに、動画は最後のフルメンバでのコンサートの模様です。私は常時ほぼセンタですね。
と、云う事で。
10日目(7/31)です。今回の南フランス遠征も、ついに最終日、ですね。基本的に移動のみ、の1日です。
5:30には起きてましたんで、なんか食べようかな~、と思ったんですがお茶のみで済ませました。この時点で起きてきているお世話になった方々にプレゼントを渡します。さすがに時間が早いので3人だけでしたが。出発は結局6:30くらいになりました。
途中、アヴィニョン観光組をTGVの駅かなんかに降ろしていきましたが、マルセイユ空港には9時前には着いてましたね。これで向井先生や野田代表ともお別れです。
荷物を預け、手荷物検査を受け、出国審査を受け、写真は空港の出発ロビー。そんなに大きな町ではありませんので、小規模な空港です。地方都市の空港にしてはでかい、というレヴェル。でも、ソフィア空港よりははるかに乗り降り多い感じでしたね。
フランクフルトまでのフライトで出た機内食はチョコバーとフルーツでして、これなら朝食ちゃんと食べとけばよかったな、と思いました。
フランクフルト空港ではトランジットの時間がほとんどない中、またしてもかなりの距離を歩かされました。しかし、今回は途中空港内モノレールみたいなものに乗れました。こういうものには目がないのです。
10時間くらいのフライトで8/1の8:00前に無事成田に到着。フライト中はさすがにくたびれてたんで基本的に寝てましたが、『ドイツ・レクイエム』の譜読みもちょろっとしてました。空港はオリンピックやら夏休みやらの影響かやたら混んでまして、荷物が出てくるまで散々待たされました。ちょっと珍しい経験。
京成津田沼駅で乗り換えのために初めて外に出て、うわー、日本暑いな~、と思いました。
さてさて、長きにわたる連載でしたが、これにて終了です。お読みくださった皆様、ありがとうございました。次の海外はどこになるんでしょうね。個人的にはドイツ以北のヨーロッパに行きたいです。
と、云う事で。
9日目(7/30)です。実質的な最終日となります。
いつものようにパンとシリアルと果物の朝食をとりまして、午前中はブログを更新したり何だり。11:30からパート練習を1時間ほどして、良い感じに仕上がったところで昼食。これがこちらでの最後の昼食になりますね。
21:00からファイナルコンサートということになりますが、向井正雄指揮で2曲日本語曲を歌うことになりましたので、午後の頭はこれの練習。「さくら」と「湯かむり唄」の2曲です。アンコールかかったら「故郷」もやりましょうね、という感じで。こっちは練習しませんでしたが。
バスで会場となるサン・クナン(St.Quenin)教会へと。小さな教会です。でも、何だか由緒ありそうな雰囲気が漂います。ちなみに、写真を見て改めて、南仏の空がいかに青いかを再認識しました。真っ青ですね。
ここで、15:30から6人の指揮者により、7曲分のリハーサルをしました。ミシュキニスは2曲で1人、となります。なお、リストの"Ave Maria"にはピアノが入るんですが、ピアニストが全く弾けていない、という驚愕の事態が発生し、結局エルダイ先生自らが弾くことになりました。というか、全然難しくなさそうなんだけど、そもそも楽譜読めないとかそんな感じでしたね。信じられないことですが。
1時間半ほどで6人によるリハが終わり、向井指揮の2曲の、特に「湯かむり唄」の場当たりを中心にした最終調整が行なわれまして、会場をいったん離れました。
ちょっと時間的に余裕があるところで、相変わらずたっぷりな夕食を食べ、軽く食休み。バスで再び教会へと向かいます。
そして本番。礼服上下で1時間、はちょっと暑かったですが、何とか無難に終了。熱烈なアンコールに応え、「故郷」に加えその場で急きょ決めた「私たちは一人ではない」も演奏。この曲、ようやくちゃんとしたピアノで演奏できたことになります。これまではヤマハのクラヴィノーヴァでしたので。
演奏会後は教会外で打ち上げ。受講生の皆様とも交流でき、有意義な時間となりました。これでお別れになってしまいますね。プレゼントを日本から持って来ていたのに、渡せなかったのがちょっと心残りでした。
これにて全スケジュール終了。翌朝フランスを発つことになります。なので、次回はいよいよ最終回、です。
と、云う事で。
8日目(7/29)です。マスタークラス第4日目。
とはいえ、マスタークラスは午後というよりは夕方からですので、午前中はフリー。お買い物ができるタイミングはここくらいしかありませんので、町へと繰り出します。
ヴェゾン-ラ-ロメーヌは人口6,000人弱の小さな町ですが、中心部はそれなりに充実しています。写真は商店街みたいなところ。土産物屋から日常雑貨屋、あるいはパン屋やカフェ等々、様々な店が軒を連ねております。
地元の方々が使うスーパーもありまして、ここは結構穴場。お菓子や食料品などにはイタリア製やドイツ製のものが結構ありますので、フランス製なことを確認しないといけませんが、それをチェックしつつ適当にお買い物。
マルセイユが近いこともありまして、石鹸屋は多々あります。写真はこの町では福を呼ぶというセミをかたどったオブジェ。セミの形の石鹸も多々売られておりました。そうなんですよね。ついて早々から結構セミが鳴いておりまして、それが日本のセミとは結構違う低音で興味をそそられていたのでした。
宿に戻って昼食をとり、例によってベースは集まって練習。演奏クォリティを少しでも上げたい、という一心です。
15:30から3時間、そして夕食後の1時間ほどマスタークラス、でした。翌日が演奏会ですので、全曲をかなり細かく練習。もう前に立たせてもらえない人が何人かいましたね。なかなか厳しいです。ラテン語のドイツ語読みを徹底させようとしていましたが、まだ付いてきていない団員多数、な感じでした。結局最後までうまくいかなかったんですが、もっと集中してほしかったな。
指導の中でエルダイ先生は、音楽の構造をとらえること、理解させることがとても大事なんだ、と力説しておられました。当たり前のことではありますが、突き詰めるのはかなり困難なことでもあります。
夜には曲順と振る人も決定し、いよいよ最終日へと突入します。
と、云う事で。
早いものでもう7日目です。前日にコンサートが終わり、軽く打ち上げがあって宿に戻ったのは1時とかそのくらい。同室にこの朝帰る人もいますんで結構落ち着きません。で、帰りの飛行機はマルセイユ10:20発ですから、ヴェゾン6:00発、くらいな予定でした。
さすがに二度と会えない可能性のある人もおりますんで、当然お見送りです。しかし、待てども待てどもバス来ません。お世話役のマドレーヌさんも右往左往。状況が分かりません。
どうやら、運転手さんは10:20に宿舎発だと思っていたらしい。しかし、間違いだと分かっても来てくれない。仕方がないので運転手さんを束ねているマネージャのような人が自らバスを運転することになったらしい。間に合うのか?、というタイミングでしたが、ぶっ飛ばせば1:20くらいで着くらしく、結局出発は7:30過ぎてましたがかろうじて間に合ったそうです。最悪の事態も想定してしまってましたが、よかったよかった、です。
朝食の後は、前日までの疲れも取れておらず、そしてまた朝のすったもんだでくたびれ果てましたので、部屋でダラダラ過ごしました。そんな中、若干『ドイツ・レクイエム』の譜読みもしました。
ランチをとって、14:00くらいからパートで練習。基本"Ave Maria"ですね。もう大丈夫だろう、ってくらいにはなりました。
15:30からマスタークラスを割とびっちり3時間。昨日コンサート前ということで省いた、"Ave Maria"、"Ave Maris Stella"、"Psalm117"(要するに消耗が激しい、ということです。)の3曲のうちのどれかを、各受講生が与えられた20分くらいの時間の中で我々に稽古を付ける、ということをしました。
一人一人の力量が分かってくることで、エルダイ先生の指導も少しずつ変化していきます。受講生はかなり素人っぽい方から、オケを振っているプロっぽい方までといったように千差万別。そんな多士済済なメンバに、本当に分かりやすく、合唱団とどのように協力関係を築いて、音楽を作り上げていったら良いのかを、自らも歌い、ピアノを弾きながら示していきます。まことにブラーヴォですね。
夕食後は30分ほどのベース練習の後、初めてといって良いヴェゾン観光。来た時から目立ちに目立っていたランドマークである、古城へと向かいます。写真の時点で21:18。まだまだ明るいですね。
この城、トゥルーズ伯が建てたものといいますから、相当古いと思われます。中世の一時期にこの地方で繰り広げられた、アルビジョワ十字軍によるカタリ派弾圧というフランスが抱え込む負の歴史を、垣間見る思いでした。
ドラクエの世界に迷い込んだかのような旧市街を散策し、カフェというかクレプリー(クレープ屋)に入ってシードルを少々。クレープも少々頂きましたが、とてもおいしかったですね。あんまりくどくないです。非常に上品な仕上がり。そう言えば3年前にトゥールでも食べましたね。
そんな感じでこの日は割とまったりと終了。そんなひと時もつかの間、翌日は、ファイナル・コンサートへ向けての最後の仕上げにと邁進することになります。
と、云う事で。