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昨日(7/6)になりますが、リコーディングのため、青山にある某スタジオに出向いて参りました。

今回はコーロ・カロスのみでのリコーディング。中身は教材用、です。その前日は女声合唱曲2曲が別の場所で録音され、この日は混声ピアノ付き3曲の録音でした。

毎回思うんですが、結構疲弊します。1曲平均1時間はかかりますしね。その割に余り達成感はない、というのが本音です。教材教材してる曲ですから、作りがちょっと音楽的じゃないのですよね。音楽的にしようとすると、居合わせた作曲家に「そこは普通にお願いします。」、とか言われてしまったりしますし。うーん、悲しいですね。仕事なのでしょうがないけど。

今後もこういう機会が年に2回くらいは来ると思いますが(去年は3回、かな)、良い曲に巡り会いたいですね。

と、云う事で。

しばらく続いて参りましたコンサート聴きまくりシリーズもいよいよ最後。今週末の7/3(日)に横浜まで出向く可能性を若干残してはおりますが、次回鑑賞までしばらく開きそう、です。ちょっと先だと7/8(金)ってのもあるんですけどね。

それはそうと、今回赴いたのはかつしかシンフォニーヒルズで昨日(6/25)行なわれておりましたharmonia ensembleの第2回目となる定期演奏会です。

5月末にフランスはトゥールでのフロリレージュ国際合唱コンクールで1位に輝いたこの団体、堂々の凱旋帰国コンサートとなったわけですが、このところの活躍振りが功を奏してか、会場のキャパが300弱ということもありまして、満席、でした。立ち見出てました、って書いて良いのかな(笑)?

演奏曲は殆どがコンクールで歌ったもの、です。1年くらい前まで私がいたV.E.ESTが昨年の定演でオープニングで使っていたため聞き覚えのあった相澤直人の「ぜんぶ」から始まり、フィリピン・マドリガル・シンガーズの持ち歌らしいアンコール2曲目まで、怒濤のような音の奔流にさらされ、ちょとクラクラ。

ステージ毎に細かく書きませんが、E.ウィテカーの諸作品、間宮芳生の諸作品、そして田中利光「春」、S.Leek"Kondalilla"、が特に印象的でした。選曲は、結構ESTのここ数年のレパートリーとかぶってますね(笑)。知ってる、というより歌える曲が多い。

今回の会場が実は非常にデッドなホールなのですが、この方々、そんなことはものともせず、響きは常に持続し、ハモり続けてました。一人一人がソロを歌えるレヴェルで、しかもきっとそれぞれ指揮者や指導者を目指しているのだろう人たち。そんなメンバ24名で、指揮者を置かず、アイ・コンタクトとイヤー・コンタクトで作り上げられるアンサンブルは、ちょっと唯一無比な気がしました。

いやー、正直ちょっとどころではなく羨ましかったですね。私もホントはそういうことなりそれに近いこと(そこまで歌えませんから・・・)がやりたいのだけれど、このところそういうことが全然出来てない、もので。この辺、分かる人には分かる結構大胆な発言ですが(笑)、そんなことを感じつつホールを後にしました。

いずれにしましても、来年4月にはヨーロピアン・グランプリがスロヴェニアのマリボルで開かれる、わけです。さすがに聴きに行くことは出来ませんが、是非グランプリを持ち帰って頂きたいものだと思っています。頑張れ!

と、云う事で。

昨日(6/22)になりますが、合唱団響の演奏会を聴きに、東京文化会館大ホールまで行って参りました。まあ、しょっちゅう行ってるんで行って参ると言うほどのことではございませんけれど。ちなみに、合唱団響は栗友会の合唱団響(Kyo)です。指揮は当然栗山文昭先生。

指定席だと言うことに気づかずにチケットを買ってしまい、凄く前の方で「うへっ」と思ったんですが、あのホールだとどこで聞いても同じかも知れません。ホントに響かないし。今となっては懐かしい2007年の全国大会の時は死ぬかと思いましたよ。確か36人だったのかな?一般Bですけど。

ステージは4つ。最初はF.メンデルスゾーンのモテットを4曲。明瞭な発音、抑制あるダイナミクス、心地よいテンポ感等々、堂々として、深みと暖かみを兼ね備えた名演だったと思います。

第2ステージは佐藤聰明(そうめい)作曲による委嘱初演『秋の歌』。ゆったり、なんてものではないテンポで歌われる『古今和歌集』からの3首ですが、持続音の積み上げによって各和歌の情景を浮かび上がらせる、ということなのでしょう。難曲だと思います。日頃の研鑽が実った演奏だったように思いました。

これで前半終了。

後半頭の第3ステージは「22世紀につなげたい私が選ぶ邦人合唱作品[混声編]」の5曲。ちなみに、Kuukaiが[男声編]集めてますので皆さん投票しましょう。女性編はどこがやるんだろう(笑)?

5曲中3曲が三善晃で、残りが武満徹と佐藤眞、です。曲名は良いですね(笑)。三善晃の混声曲をやらせたら宇宙一な合唱団であり、しかも指揮が栗山先生でピアノが寺嶋陸也氏です。凄かったです。こんな「生きる」を生で聴けるなんて。超スローテンポで一瞬のけぞりましたが(笑)。「かどで」「地球へのピクニック」も良かったですね。

ああ、2年ほど前にフランスで「かどで」をやった時に、「娘よ」を上声部につられて「さよめよ」と歌ってしまい、トラウマになってまして(まあ、結果1位だったから良いんですけど。)、この曲どっかでリヴェンジしたかったりするんだよね、とかワケの分からないことを記しておきます。

ラストの第4ステージは武満徹『Songs』を寺嶋陸也氏が編曲したもので構成。委嘱初演になりますね。全7曲。著名な、誰でも知っている曲ばかりですが、この度混声合唱版として完成、といったところでしょうか。武満徹の遺志を継承する、素晴らしいアレンジ、そして見事な演奏でした。

アンコールは新実徳英の「あなたはどこに」、そして三善晃編曲による"Over the Rainbow"でした。後者について言っておきますと、私も混ざりました。この曲が始まる前に、客席からゾロゾロ人がステージに上がったのが見えたと思うのですが、要するにコーロ・カロスのメンバ達です。一応、震災で犠牲になった方々の追悼と、一刻も早い復興を祈念して、という趣旨でした。万感の思いを込めて歌いましたよ。

以上です。全体として、非常にこってりと、そしてまた充実感のあるコンサートでした。次回はいつになるんでしょうね。

と、云う事で。

私設サイトの映画紹介欄に、周防正行が監督・構成をした映画『ダンシング・チャップリン』を追加しています。

周防正行の妻である元バレリーナ・草刈民代に捧げられた作品、ともとれるのですが要するにバレエ映画です。2幕構成からなるこの作品、要するにローラン・プティのバレエ『ダンシング・チャップリン』(原題Charlot Danse avec Nous)を映画としてまとめると同時に、それの周防さん視点のメイキングを作って同時上映している、ということになりますでしょうか。前者が第2幕「バレエ」で、後者が第1幕「アプローチ」、です。

4/16に公開されて、ロングランとなっています。さすが、と言うべきか。ちなみに、私が観たのは5/30。評論遅くてごめんなさい...。『アシタ ノ キョウカ』とかがあって忙しかったんですよ~、とか言い訳にしちゃダメですよね。一昨日観た『ブラックスワン』評はなるべく早く書きたいと思います。おお、ここんとこバレエづいてますね。

次回観に行くのはダニー・ボイル『127時間』か海賊のやつになると思います。今年は7月までで計8本になるから、近年では割と良いペース、かな。それもそうなんですが、『アシタ ノ キョウカ』が終わって色々なことがかなり楽になったのは事実ですね。コンサートとか行きまくってるし。

と、云う事で。

昨日(6/15)になりますが、リコーディングのため渋谷の某放送局スタジオに出向いて参りました。

某番組のテーマ曲になるんでしょうか。何年かに分けて放映されてるやつね。TV見ないんで良く分かんないんですけど。作曲は久石譲さんです。今回は指揮もして頂きました。

発声入れて1時間くらいでしたがそこそこ消耗。リコーディングって、何だかんだ結構緊張しますね。

と、云う事で。

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