音楽活動の最近のブログ記事

いよいよ、フランスはトゥールでのコンクールが近づいて参りました。昨日一昨日はその練習。コンクール前なので、音楽監督の指導も厳しさを増してます。団員の集中力も高まってきてますね。更に良いサウンドを目指したいところです。

折しも、大阪府・兵庫県で新型インフルエンザの大量感染が発生していることが判明してます。現時点で130人。2次感染、3次感染で拡がっているみたいなので、かなり増えるんじゃないでしょうか。

こうなってきますと、渡航に関してかなり制限が加わる怖れが高まっているようにも思うのですが、実のところ、フランスでの感染者数は相変わらず14人。先週から殆ど増えていません。数字だけを見れば、大阪や神戸に行くより、遙かに安全なように思えます。安全とは言っても、万全を期す、のは当たり前ですけれど。

コンクール出場者は36名。これが今後一人も欠けないことを切に願います。

と、云う事で。

louvre_ueno_20090514.jpg2月末から上野の国立西洋美術館でやっているルーヴル美術館展にようやく行ってきました。GW明け、会期ももうすぐ終わり(6/14まで)、しかも平日ですが結構な人出。30分待ちでした。まあ、あそこでその位並ぶのには慣れてますけどね。

中身はと言いますと、ルーヴル美術館が誇るコレクションから、17世紀のヨーロッパ絵画を集めたものです。コンセプトは良いですね。ある意味とても分かり易い内容でした。この時代を代表する画家であるフェルメル、レンブラント、ベラスケス、ルーベンス、ラ・トゥール、プサンなどの作品が、最低1点ずつは展示されていました。

まあ、本音を言えば、ルーヴル美術館にある絵画だったら、やはり18世紀-19世紀フランスのものが凄いんじゃないかとも思うわけです。ヴァトー、アングル、ドラクロワ、コローなどなど。勿論、最強アイテムは16世紀イタリア絵画群ですが。あそこはラファエッロやレオナルドの絵を持ってます。ああ、勿論ヴィンチ村のレオナルドのことですけど。

正直を申しますと、なんとなく、水増しな感じの割とどうでも良いような作品が数多く並べられた展覧会に思えました。「ルーヴル美術館展」という名前でやるのなら、上のような画家のものを一同に集めて欲しかったですね。副題(「17世紀ヨーロッパ絵画」)とか普通気にしてませんし。3週間後に現地に行くから良いんですけど、ちょっと損した気分。色々観てきたいなぁ。

と、云う事で。

【追記】ついでながら、昨日東京のとある合唱団の練習を見学してきました。色々な意味で、東京だなぁ、と思いました。何のことやらですが...。

週末は二日間丸々三重県で過ごしてきました。5/29-5/31の日程で行なわれるトゥール国際合唱コンクール(フランス)にヴォーカル・アンサンブル≪EST≫が出場することになっておりまして、その練習です。向こうに住んでいればさほどのことではないのですが、こっちから行って丸二日集中して音楽に取り組むのはかなりキツイですね。渡仏のシミュレーションにもなっているから良いのかも知れませんが。身体が楽器な歌い手としては、いかに体調を維持するかが大変重要だからです。これから月末までこんな感じになります。

さてさて、私は兎も角、実のところ合唱団全体のコンディションは万全とは言い難い状況です。先月末から流行している新型インフルエンザ(H1N1)の影響をもろに被ってまして、人によっては所属する職場や学校から渡航自粛を求められるケースが実際に存在します。

物凄く頭の痛い問題なのですが、私見を述べておきますと、余りに極端な自粛ムードというのはどうなのか、と思います。GW明けで、日本国内での感染者は今のところ4人。北米その他に大量に出かけていたはずなのにこの数字です。弱病原性なことが判明しているし、予防していればそんなに問題なさそう。更には政府方針も社会活動を制限しない方向で一貫しているわけです。「騒いでいるのは日本だけ」というような意見もあります。下記の記事を参照。

日本だけ騒ぎすぎ? 新型インフルエンザ(中日・5/11夕刊)

なお、同じくトゥールで行なわれるヨーロピアン・グランプリに出場する杉並学院高等学校合唱部・菊華アンサンブルについて言えば、どうやら学校やOBその他が諸手を挙げて応援している模様。募金もしてますので、皆さん是非協力してあげて下さい。私も何口か送る予定です。

杉並学院高等学校合唱部・菊華アンサンブル「世界合唱グランドチャンピオン大会」に向けて募金のお願い

何はともあれ、様々な人々の冷静かつ暖かさに満ちた判断に期待したいところです。特に、私たちが一体どれだけの時間をかけて準備してきたのか、その辺を良く理解していただきたい、と思うのですね。

と、云う事で。

本日は予定通り東京カンタート2009のクロージング・コンサートへと。一昨日のコンサートに出た関係で、出演者招待ティケットを貰っていたのですね。出演団体と演目は様々。J.タヴァナ(英国:1530年頃)からP.プラキディス(ラトヴィア:1985年)まで、というように時代も地域もかなり手広くやってました。とは言え、全体的にはヨーロッパの王道系合唱曲が大半で、多様さの中に芯とか髄のあるプログラムになっていました。

最も強く印象に残ったのはタヴァナ。ルネサンス期のミサ曲です。キングス・シンガーズの創立メンバであるサイモン・キャリントン氏の全く無駄の無い指揮振りに感動しつつ、パート・バランスやピッチの良い、細かい音符にまでしっかりと神経の行き届いた様式感溢れる見事な演奏に聴き惚れておりました。その他、やっぱりラトヴィアやエストニアの曲は面白いですね。プラキディス凄いな、と。どこかで歌いたいものです。他に、激しい動きが何とも楽しいあのシェーンベルク合唱団の創設者エルヴィン・オルトナー氏による指揮の下、ストリングスを交えて演奏されたJ.S.バッハの有名なモテットと、ソリスト4人を交えたR.シュトラウスの大規模かつ重厚なモテットも聴き応えがありました。

tokyo_cantat_party_20090505.jpgコンサート後は隣のホテルで行なわれた打ち上げに参加。いやぁ、大変な盛り上がりでした。写真のように舞台が設けられておりますので、当然演し物がございます。楽しかったなぁ、と。ラトヴィアからの招聘講師カスパルス・プトニンシュ氏指揮による、有名なラトヴィアの曲「Pūt, vējiņi(風よ、そよげ)」の全体合唱にも当然の如く加わって参りました。

最後になりますが、この東京カンタート、来年はどういう立場で参加することになるのやら、です。その前にまずはフランスですね。リセット、リセット。

と、云う事で。

昨日になっちゃってますが、すみだトリフォニーホールで行なわれていた東京カンタートの諸イヴェントの中で、「合唱曲百花繚乱 ~放送局が咲かせた合唱の花花」というコンサートの第1部に出演しました。お知らせしたとおり、三善晃の『嫁ぐ娘に』から3、4、5です。正味10分ほど。

お客さんは結構入ってましたね。集中力をもって聴いていただけたんじゃないか、と思ってます。ブレの少ない演奏が出来たのではないかと。本当に良いホールなのですが、案外歌うのは難しいです。音が前に飛ぶからかな?真横に並ぶより、やや円形ないし弓なり気味にした方が良いのかも知れません。あそこを使い慣れている方はどういう形がベストなのか、是非教えて下さい。

出番の後は、東京国際フォーラムを中心にして行なわれている巨大な音楽イヴェントであるラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2009を冷やかしに行ってきました。詳細の記述は明日以降にしましょう。

ちなみに21:30から、この日のコンサート出演者の打ち上げがあったんですが(東京カンタートの方です。)、東京駅近辺から錦糸町に舞い戻りましてこれにも参加しました。この席には、コンサートの司会をして下さっていた竹下景子さんが来ていましたね。なんとなく感動。参加者は基本的に栗友会(りつゆうかい)のメンバが殆どだったように思います。また人脈が増えてしまいましたが...。この話もおいおい、ということに。

と、云う事で。

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