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来る6月28日(金)、サントリーホール・ブルーローズにて行なわれる日本作編曲家協会(JCAA)主催によるThe Chorus Plusというコンサートに出演します。以下、簡単に情報をまとめておきます。

基本的には、11人の作曲家による、合唱と何らかの楽器を組み合わせた楽曲、というものを演奏します。

合唱は西川竜太さん率いる混声合唱団 空(くう)、と、栗山文昭先生率いる栗友会合唱団(ちなみに私はこっち)の2団体。

楽器奏者やソプラノ歌手、あるいは作曲家の名前は下に記載しておきますので、参考にしてください。

日時:2013年6月28日(金) 19時開演

会場:サントリーホール・ブルーローズ

作曲家一覧(敬称略・五十音順):
           一柳 慧・木下牧子・糀場富美子・小六禮次郎・猿谷紀郎・寺嶋民哉
            徳永洋明・原田敬子・山下康介・湯浅譲二・渡辺俊幸

楽器奏者とソプラノ歌手一覧(敬称略):
            向山佳絵子(チェロ)・鈴木大介(ギター)・ 朝川朋之(ハープ)・矢田信子(ピアノ)
            倉田 寛(トロンボーン)・駒井ゆり子(ソプラノ)・ Amalia Neculaes(ソプラノ)

まあ、それはそれは錚々たる顔ぶれですね。出演する私自身も非常に楽しみにしている次第です。

なお、チケットのの手配などについては、下記JCAA公式サイトをご参照ください。(そのうちにリンク切れすると思います。)

JCAA

と、云う事で。

一昨日になりますが、4/27から10日間にわたって行なわれておりましたTokyo Cantat2013が閉幕しました。以下、私が関わったあたりのところをざっとまとめておきます。

さて、今年は計4ステージに出演致しました。この数字が多いのか少ないのか、微妙なところですが個人的にはこれまでで最多。これ以上だとちょっとキツかったな、と思います。普通に仕事してますし、諸事情で他にも色々やることがあります故。

時系列に沿って順番に見ていきますと、まずは4/27の指揮者マスタークラス。講師はE.オルトナー師でしたが、「音楽の原点には言葉がある。だから、そこから導き出されるリズムやダイナミクス、あるいはアーティキュレーションなどを最大限考慮して演奏しなければならない。」、という、基本中の基本なのではあるけれどそれを実践するのはかなり大変なこと、が繰り返し、繰り返し説かれました。

ちなみにこれは、26日夜から開始され5/5のクロージング・コンサートに至るまでの全てのリハーサルでも更に繰り返し繰り返し説かれていた事柄です。根気良く、何度でも、いつか出来る時が来ることを信じて、という師の姿勢には本当に頭が下がる思いでした。精進します。

翌日はすみだトリフォニーホールでの『紅白合唱合戦』。私はロビーの当日スタッフとして参加しました。さりとて、前半の6ステージ中5ステージは会場内で聴いておりました。どの合唱団もその持ち味を存分に発揮していたように思いました。紅組優勢、な印象は否めませんでしたけれど(笑)。

翌日からは連日のリハーサル。そして5/3には二つのコンサート、シリーズI「日本のコ・ト・バをうたう」 近世の広がり、シリーズII「日本の音素材による合唱」南からの旋法、にそれぞれ1ステージずつ出演しました。

『近世の広がり』では西村朗作曲の『敦盛』、『南からの旋法』では三木稔作曲の『くるだんど』を演奏しました。2009年の初演時にも出演させていただいた超絶的に難しい無伴奏曲である前者と、日本音楽集団に所属するプロの邦楽奏者12人と共演した後者という組み合わせでしたが、栗山文昭先生によるいつにも増して鬼気迫る感じの指揮のもと、個人的にはどちらのステージも良い感じの集中度と音楽的密度が保てていたように思いました。

5/4はクロージング・コンサートとクロージング・パーティ。コンサートでは栗友会合唱団のメンバとしてJ.S.Bachの著名なモテット"Komm, Jesu, Komm"およびH.SchütsのMagnificatを、Tokyo Cantat 2013 合唱団のメンバとしてJohann Nepomuk DavidのStabat Mater及びMichael RadulescuのDeutsche Messe in Fを歌わせていただきました。前2者は言わずと知れたバロック期の大巨匠による作品、そして後2者はどちらも20世紀になって書かれた曲、という組み合わせで、指揮はすべてオルトナー師によります。

こちら、特にバッハとシュッツは本当に良く練習したなー、と思います。バロック音楽のベースは本当に難しくて(いやー、ホントにホント)、だからこそやりがいもあるわけですが、文字通りの「いしずえ」として音楽構築に少しでも貢献できていたとしたら幸いに思います。

なお、言うまでもないことかも知れませんが、やはりバッハは一生を捧げるに足る作曲家ですね。改めてそのことを認識しました。他のモテット群もいつかどこかで、できるだけ近いうちに歌ってみたいものです。

コンサートの後は毎年恒例のクロージング・パーティ。両国に場所を移してのパーティでしたが、まあ、それはそれは盛り上がりました次第です。Facebookなどにも多々画像その他が投稿されていますので、是非チェックしてみてください。

以上、簡単ながらの報告でした。

と、云う事で。

以下、残すところひと月を切っている合唱イヴェントTokyo Cantat 2013について、詳しく書いておきたいと思います。

今年のTokyo Cantatは、4月27日(土)のエルヴィン・オルトナー氏による「合唱指揮法マスタークラス」を皮切りに、5月5日(日・祝)までの10日間、主として東京東部、そして鶴岡市、広島市で行なわれることになります。

スケジュールをやや詳し目に並べて記載しておきます。

4/27(土) 「合唱指揮法マスタークラス」 18:30-21:00@森下文化センター 講師:エルヴィン・オルトナー 
4/28(日) 「紅白合唱合戦」 開演15:00@すみだトリフォニーホール
4/28(日) サテライトセミナー 講師:サイモン・キャリントン 山形県鶴岡市
4/28(日) サテライトセミナー 講師:エルヴィン・オルトナー 広島県広島市
4/29(月・祝) 「小アンサンブルのテクニックを大きな合唱団で」 15:30-18:00@滝野川会館大ホール 講師:サイモン・キャリントン
5/3(金・祝) シリーズⅠ『日本のコ・ト・バをうたう』「近世の広がり」 開演13:00@すみだトリフォニーホール
5/3(金・祝)  シリーズⅡ『日本の音素材による合唱』「南からの旋法」 開演18:30@すみだトリフォニーホール
5/5(日)  「クロージング・コンサート~招聘指揮者と日本の合唱団が共に創るコンサート~」 開演15:00@すみだトリフォニーホール

より正確な情報は、下記を見るか関係者にお尋ねください。

Tokyo Cantat 2013

チケットをご所望の方は、まずは私にご一報下さると幸いです。

なお、私が出演するのは、5/3の二つのコンサート、およびクロージング・コンサートです。全部で4ステージ出ます。
より詳しくは、もう少し余裕が出てきたら掲載することにいたします。

以上、よろしくお願いいたします。

すでに一昨日になっていますが、震災から数えて2年となる3/11(月)、初台の東京オペラシティ コンサートホール タケミツメモリアルで行なわれていた、栗友会によるコンサート『9もんめ』に出演致しました。簡単に報告などを(以下敬称略)。

私の出番は最後の2曲、西村朗による無伴奏混声合唱曲『うめきうたみっつ』と、池辺晋一郎によるオルガン付混声合唱曲『人々は持つだろう』、でした。佐々木幹郎による何ともすさまじい詩を素材にした西村朗にしか造り得ない難曲と、暖かさにあふれた今後幾度もアンコールピースのような形で再演されるであろう曲という組み合わせ、になりますでしょうか。時間にすれば短いステージでしたが、非常に濃密なものだったと思います。いかがでしたでしょうか。

そうですね。今回はそもそも演奏会自体に参加できるのだろうかというような状況に追い込まれていましたが、そこは気合とか根性といったものではなくて、むしろ色々な方々のご協力によってかろうじて乗り切った、というところです。可能性として、寺嶋陸也の楽曲による男声合唱ステージという極めて魅力的なものもあったのですが、こちらについては残念ながらはなから参加不可能、でございました。

ところで、演奏会の直前には数回にわたって全曲を通しましたので、私が歌わない他の楽曲群にも親しみが持てたといいますか、本当に大変な力作ばかりでして、そういうものを歌えて本当に羨ましいな、などと思いつつ数日間を過ごしました。9人の作曲家たちによる、渾身の力作群の誕生に立ち会えたことを、幸いに思います。いつか他の曲たちも歌ってみたい、そんなことを考えました。

最後になりますが、あのような災害に対して、いったい何ができるのか、という問いかけを自分自身にしたとき、私個人としては、結局のところできることをする、というのが最善なのだと思っています。今の私にできることは非常に限られています。時間的にも、空間的にもそれはとても限られている、というのが現状です。そんな中で、決して無理することなく、さりとて決して妥協することもなく、できうる最大限のことはできたのではないか、と思っています。

と、云う事で。

『9もんめ』までとうとう10日を残すばかりとなっておりますが、それが終わると次はいよいよGWに開催される毎年恒例Tokyo Cantatの練習が本格的に始まることになる、と思います。

今年のGWは超大型。そんなGWに合わせるかのように、本年は4つほどのステージに乗ることを予定しております。これまでで最多です。後日詳細を載せます。

それはさておき、とりあえず、Tokyo Cantat 2013の概要へのリンクを張っておきます。チケットなどをご所望の方は、お気軽にご連絡を頂ければ、と思います。

Tokyo Cantat 2013

と、云う事で。

1-5 6-10 11-15 16-20 21-25 26-30 31-35 36-40 41-45 46-50 51-55 56-60 61-65 66-70 71-75 76-80 81-85 86-90 91-95 96-100 101-105 106-110 111-115 116-120 121-125 126-130 131-135 136-140 141-145 146-150 151-155 156-160 161-165 166-170 171-175 176-180 181-185 186-190 191-195 196-200 201-205 206-210 211-215 216-220 221-225 226-230 231-235 236-240 241-245 246-250 251-255 256-260 261-265 266-270 271-275 276-280 281-285 286-290 291-295 296-300 301-305 306-310 311-315 316-320 321-325 326-330 331-335 336-340 341-345 346-350 351-355 356-360