音楽の最近のブログ記事

私設サイトの音楽CD紹介欄に、アトムズ・フォー・ピースによる第1作『AMOK』を追加しています。

トム・ヨーク、ナイジェル・ゴドリッチ、フリーなどにより作られたバンドによるフル・アルバム。ほとんどRADIOHEADなんですが、傑作であることは間違いないです。ある意味必聴盤。

と、云う事で。

私設サイトの音楽CD紹介欄に、デイヴィッド・ボウイによる実に10年振りの新作『ザ・ネクスト・デイ』を追加しています。

本当に久しぶりですね。体調を崩したり、色々あったようですが、往年のパワーは衰えていませんね。会心作だと思います。

下に、シングル曲のPVを貼っておきます。共演はティルダ・スウィントン!

と、云う事で。

昨日(3/3)になりますが、初台の新国立劇場中ホールで行なわれておりました、同劇場のオペラ研修所公演、P.ヒンデミット作『カルディヤック』を観てまいりました。以下、簡単にご報告を。

基本データ、というかオペラであることもあり、これはもう書ききれないくらいなんですが、ざっくりいくと指揮が高橋直史で管弦楽がトウキョウ・モーツァルト・プレイヤーズ。ソリストは金曜日からの3公演でトリプル・キャストが組まれてましたが、ほぼ全員研修生(個々に挙げられなくてごめんなさい。)。合唱は栗友会の32名で合唱指揮は栗山文昭。演出と演技指導が三浦安浩で美術が鈴木俊明。照明が稲葉直人、といった布陣です(以上、敬称略)。

1895年生まれのヒンデミットもとうとう没後50年を迎えたわけですが、その記念、にもなっているのだと思います。この曲、同時代に生きた作曲家たちがこぞって取り組んでいた感のある無調性音楽をむしろ否定した、新古典派の一人に数えられる彼による、30歳前後の作品ですが(1926年発表)、どうやら日本初演、とのことです。

私自身も初めて観る演目でしたが、基本的には切り裂きジャック的、ある意味世紀末的ななお話。基本的にポリフォニックな、場合によってはバロックを思わせるような音作りに思わずニヤリとさせられつつ、とは言えすさまじい不協和音が随所に鳴りわたり、といういかにも20世紀的な音響感にも陶然とすることしきりでございました。

作るのは大変だったであろう舞台装置や隅々まで行き届いた演出の見事さもさることながら、定評あるオーケストラはさすがに切れ味が鋭く、いつも一緒に歌わせていただいている栗友会メンバも実に堂々たる歌いっぷり演技っぷりでした。こういう舞台を勝ち取ること自体がきっと大変なのだろうソリストたちも、日々の研鑽の成果を見事に発揮しておられました。是非飛躍していただきたいものです。

最後になりますが、全体として、本当に質の高い舞台だと思いました。両親もその創設時から頻繁に足を運んでいた新国立劇場の各公演、近年とみに評価高いですからね。良い流れができているのでしょう。是非ともまた拝聴しに参りたいと思います。

と、云う事で。

去る11/30(金)、すみだトリフォニーホールで行なわれておりました、アイルランド共和国が誇る世界的な規模で活動するトラディショナル・バンド、The Chieftainsの公演を観て参りました。以下、簡単にご報告を。

今回は10回目の来日で、結成50周年ワールド・ツアーの最後を飾るもの、ということになるそうですが、日本を選んで下さって、ホントにありがたいことですね。この夜の競演はいつもお世話になっている新日本フィル。そして栗友会合唱団、でした。

第1部は彼等のみによるステージ。フル・オケが後ろに入る舞台設定なため、バンドはかなり前の方にいます。上手がダンス場ですので、バンドは下手。私がいたのはB席(3F)の上手側でしたので、演奏する姿はほぼ見えませんでした(笑)。

アイルランドの音楽には随分昔から親しんでおりますし、このバンドも良く知ってますが生で聴くのは初めて。さすがに上手いな~、と思いながら聴いておりました。

そうですねー、こういうアイリッシュ・トラッドな音楽は、基本パブみたいなところとか、屋外などで聴く機会が多かったので、あんなにデカイ箱で聴くのは結構新鮮と言いますか、なるほどなー、なのでした。姿見えないし(笑)。

第2部は新日フィル、そして栗友会合唱団16名との共演(こちらは2曲だけ)です。編成がデカくなりましたので、箱の大きさとサウンドがより良くマッチしましたね。

この第2部、映画音楽その他の映像作品への楽曲提供も数多くしてきた彼等なわけですが、なんとなくどっかの映画の色んなシーンやら、アイルランドの風景などが浮かんでしまう内容で、心地よかったですね。

全体としてオケよりもバンドがメインなコンサートでしたが、最後から2番目の「モーツァルトを讃えて」ではオケとの絶妙な絡みもみせていました。

そんなところも含めまして、色々と見所聴き所が多いコンサートだったんですが、最後の、"Uncle Joe"でのバンド・メンバ全員によるソロ合戦には圧倒されました。さすがに、世界的なバンド。一人一人も誠に卓越したものを持っています。

取り敢えず、ティン・ホイッスルをもうちょい上手く吹けるように精進します(笑)。

と、云う事で。

去る10/27(土)、相模原市の杜のホールはしもとで行なわれておりました、相模原市で活動している女声合唱団コール・ブーケによる第3回演奏会を聴いて参りました。

指揮はコーロ・カロスでいつも一緒に歌わせて頂いている藤田寧子さん、ピアノは松井洋子さん、もうひとりピアノとリコーダの賛助出演として福原千春さん、という布陣でしたが、以下、簡単に報告を。

さてさて、ホールは京王線橋本駅から直結のミウィの7階にあります。場所も、音響もとても良いホールですね。政令指定都市なのに一体どうなってるんだと常々思っている千葉市民としては非常に羨ましい、と思いました。

それは兎も角、多少は場所の良さからかも知れませんが、お客さんの入りはかなりのものでした。3回目とは言え、28年間(でしたっけ?)活動してきたこの合唱団、ご家族やご近所の皆様、あるいはまた広く地域の皆様に愛されている、ということなのでしょう。

演奏曲は1stが北野実編『サウンド・オブ・ミュージック』合唱曲集より4曲、2stが新実徳英『ねむの木震ふ』全曲、3stが江口泰央編『中山晋平 童謡つづれおり』から5曲、4stが寺嶋陸也『月夜の木馬』全曲、という盛りだくさんかつ結構なヴォリュームの内容でした。

19人という、若干少なめのメンバでしたが、決して易しくはない、というよりはかなり難しいとも言える曲を含むレパートリを、相当な時間をかけて練習してきたことがひしひしと感じられるコンサートでした。

そうですねー、リズミカルでシンコペーションの烈しいものもあり、連弾ものあり、暗譜ステージあり、極めつけは3stのアカペラ・ステージありですからね。実のところ、これまでに、これだけ濃い内容のものを一つのコンサートで、という経験の余りないメンバが殆どだったようなのですが、次回も是非どん欲に挑んで頂きたいな、と思いました。例えば外国語曲とかいかがでしょうか?

アンコールは相模原市出身の寺嶋陸也氏が、相模原市合唱連盟50周年の節目に作曲したという「未来へ」、と、信長貴富編の「花」、でした。個人的には、この2曲がとても良かったですね。心地よく、コンサートを聴き終えることができました。

と、云う事で。

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