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かれこれ4回目になりますね。以下、5/5の合宿第3日目と、5/6に出演を果たしたESTでの久々のステージについて、簡単にまとめておきます。

さてさて、合宿第3日目も全体としては日本語曲が中心。まずは前日もやりました鈴木輝昭の「原体剣舞連」の続き。考えてみると、前回(4/8)の練習、今回の合宿で練習には2回目の参加。なので、初めて歌う曲がやたらと多いわけです。これなどもその一つ。前回やりませんでしたし。一応家でさらっては来ましたけど大変なんてモンではありません。夕方のベースパート練習で復習しましたが、しっかりやらないといけない曲NO.1の座はゆるがない、という感じでした。善処します。

続いては「私たちは一人ではない」を再び。そして「地上の平和」へと進みます。

難曲でもありますし、この時点で30名ほどになっていた気がするので、ふんばりどころ、でした。二日前の本山レッスンの効果がそこここに感じられはしますが、ところどころちょっと散漫な印象も。究極的に緻密に作りたい曲ですね。人数が少ない分、良い意味で軽さのある、スッキリしたものに仕上がるんじゃないかと踏んではいますが課題は多いと思いました。

その後は松下耕3曲の復習などがありまして、ベースパート練へと。他のパートも別部屋でやってたわけですけど、私ベースですからね。「原体剣舞連」と「地上の平和」を向井先生自ら指導。一つ一つの音をきっちりと純正律で決めていく練習をしました。改めてバリトンというパートは第3音が多くてホントに大変だと実感。ある意味調性を決めちゃうパートですよね。恐ろしや。まあ、百里の道も何とかでして、コツコツやるしかありません。とても大事な練習だったのではないかと思いました。

そんな感じで進みまして、そうですねー、なんだかんだ言って疲労がピークの3日目だったわけですけれど、終わった時間は結構遅かったですね。最後に1曲、ということで「地上の平和」を残っていた20数人で歌いました。全パートいたのか(笑)?

ああ、そうそう。ここまで何となく人数についても言及してきましたが、この合宿、体調不良でキャンセルになった方などなどがとても多く、非常に厳しい、そして寂しいものだったのです。練習機会というのは、本当にその時しかないと思わないといけないもの。仕事や家庭の事情で休まざるを得ないのは仕方ないとしても、体調不良というのはどうなんでしょう。体調管理というのは歌い手にとって最大限注意を払われるべきものだと常々思っています。その点はアスリートや受験生なんかと同じなんです。

kyoto_chapell_20120506_01.jpgさてさて、そんな話はおいときまして、翌5/6には元団員の結婚式が京都市内である、ということで、私自身は津市内で一泊し、翌朝から京都に移動。夕刻から行なわれた披露宴にて、ESTの有志25人くらいで2曲歌って参りました。曲は相澤直人「ぜんぶ」と木下牧子「夢見たものは」、でした。末永くお幸せに。ごくごく個人的には、最近聴く機会の多い前者を、いつでもどこでも歌えるように暗譜できたのは収穫だったかも知れない、と思ってます。

と、云う事で。

suzuka_youth_20120504_01.jpg5/4-6が当初の予定だったのですが、とある事情で3-5に変更。おかげでTokyo Cantatとのやりくりが難しくなってしまいましたが、3日はカロス単独ステージに出て、その日のうちに東海圏に向かうことにしました。名古屋で一泊、と。

なので、私は二日目からの参加です。午前中は京都在住の合唱指揮者・本山秀毅氏によるレッスン。前日の『地上の平和』レッスンがそれはそれは素晴らしいものであったらしく、ちょっと勿体なかったのですが、外国語曲を中心とするこの日のレッスンも非常にためになりました。

外国語曲を中心、といっても、着いてからのしょっぱなは松下耕の『日本の民謡 第7集』から「湯かむり唄」。朝からテンション上げまくりだったわけですが、以後、ハンガリー(生まれはルーマニアのセーケイ人ですが。)のG.オルバーン"Come away"、J.ヴォイダ"Psalm117"、リトアニアのV.ミシュキニス"Sicut lilium inter spinas"及び"Ecce tu pulchra es"、ノルウェイのT.クヴェルノ"Ave Maris Stella"などの楽曲を。

ちなみにオルバーンですが、歌詞はなんと英語です。W.シェイクスピアですね。結構謎な曲(笑)。また、この辺の外国語曲群、基本的にコーラスマスタークラス用とお考え下さい。講師はハンガリーのP.エルデイ氏とのことです。

本山先生が午前中いっぱいでお帰りになり(短い時間の割には色々やりましたね~。)、午後から夜の練習は日本語の曲がメイン。作曲家自身が練習に来られていた関係で山下祐加さんの「私たちはひとりではない」、松下耕の上と同じ曲集から「田植え唄」、同じく松下耕の「さくら」、そして今回一番大変だと思っている鈴木輝昭『原体剣舞連』より「原体剣舞連」、といったラインナップでした。

向井先生による練習だけではなく、団内指揮者ですとか、指揮者を目指すようなメンバによる練習などもありまして、盛りだくさんな内容でした。

個人的には、さすがにまだ楽譜から目が離せませんので、ストレス溜まりましたね。まあ、コツコツやっていくしかありません。

第三日、に続きます。

5月2日はお休みでしたが、夜にリハーサルが入りました。場所は翌日歌うことになるすみだトリフォニーホール。

GW中とは言え平日には違いないですし、他の練習に行っている人もおりますので、若干欠けがある中でのリハーサルでした。

今回コーロ・カロスが演奏するのは入野賞という賞も設けられているほど著名な作曲家・入野義朗による『東北民謡による三つの混声合唱』という曲(指揮:栗山文昭)。「津軽山唄」(青森県)、「子守唄」(岩手県)、「鹿の子踊」(宮城県) という3曲からなります。打楽器奏者が2名要りますので、滅多に演奏されません。30年振り、という話も。

50年以上前に作られた曲ですが(1960年)、音の作りは端的に現代曲です。物凄く洗練されてます。1960年頃、というのは面白い時期ですね。本当に色々なことが試みられていたのだな、ということをこの曲に取り組むことで実感できました。

翌5月3日はいよいよ本番。第1部である『シリーズⅠ「日本のコ・ト・バをうたう」古今・新古今・梁塵秘抄 ~貴族文化の盛衰~』が13時からでしたのでお昼もしっかり食べる暇も無く会場へと。全部聴きましたが、後半の新実徳英『風の雅歌』、西村朗『式子内親王の七つの歌』、佐藤聰明『秋の曲』でお腹一杯といいますか、もう今日はこの後音楽イイですみたいな感じに(笑)。物凄いコンサートでした。

やよい軒でご飯食べて気を取り直して、『シリーズⅡ「日本の音素材による合唱」東北~ぬくもりの うた』序盤をチラッと聴いて、何となく安心して(笑)、直前発声に。兎に角集中力を保つこと、良く聴き合うこと、ピッチを極限まで正確に歌うことなどに注意を払いつつカロスとしては久々となる単独ステージ終了。いかがでしたでしょうか。

ついでに書いておきますと、今回の打楽器奏者は和田光世さんと加藤恭子さんでした。和田さんはご存じのように東京シンフォニエッタのメンバ。大変な方と共演させて頂きました。ちょっとどころではなく感動しました。

次のJuriも聴きたかったのですが着替えないと、でしたのであきらめ。で、最後の寺嶋陸也『日本民謡によるタブロー 第2集 四つの福島民謡』を聴いて私にとってのTOKYO CANTAT 2012は終了したのでした。

と、云う事で。

毎年恒例のTOKYO CANTATですが、今年は多忙&体調イマイチなため最小限のコミットにとどめました。以下、ざっと私が参加したところを書いていきます。

まずは4/29の「若い指揮者のための合唱指揮コンクール」。隔年ですが、今年ははや3回目ですね。朝昼は家事だのなんだのがありますので、ファイナルからの観覧。まあ、それでもお腹一杯。6人のファイナリストが、各々に与えられた課題曲を、色んなやり方で仕上げていく様が非常に面白かったです。

どれだけスコアを読み込んでいるか、スコアが表現しようとしている音楽をいかように自分の頭の中で再構成しているか、そして20分間という限られた時間の中でそれをどうやってモデル合唱団に伝えるか、といった辺りが勝負だと思うのですが、全体として、非常にレヴェルの高いものに見えました。あくまでも素人の意見ですけれど。

取り敢えず、出場者の皆様、お疲れ様でした。そして、1位のお二方、本当におめでとうございます。更なる高みへと向かって下さい。

30日はharmonia ensembleのコンサート(別の欄に書きます。)を聴いてから、E.オルトナーによるクロージングコンサート用の公開リハーサルへと。

これが本当にためになりましたね。いつもは歌ってばかりなわけですけれど、たまには練習風景を客観的に見るのも良いもの。曲が、少しずつ練れていくのがハッキリと見えました。クロージングコンサート自体は聴けないわけですが、このリハの延長線上にあるものを感じつつ、帰途につきました。

その2、に続きます。

南フランスでの演奏旅行に向けての苦労を綴るシリーズ第2回です。写真は久々に参加した4/8の練習会場近くの公園です。見事な咲きっぷりですね。tsu_shinmachi_20120408_01.jpg

さてさて、本題に。ESTの定演は昨年11月。また、全国大会が11月末でしたので、概ね昨年の12月くらいから南フランス・ツアーに向けての練習に入っていたわけですね。まあ、三重の団体ですので、練習会場は津ですとか鈴鹿ですとか、そういったところになります。

ブルガリアでのユーロGPに行った2年前は直前5ヶ月くらいの間に計12回ほど出席しましたが、今回は6-7月をほぼフル参加することにして(6-7回)、5月はGWの合宿に参加、くらいのペース配分で考えておりました。短期集中コース、ですね。

なのですが、曲はたくさんあるし、前回ほどではないにしても相当大変なものも幾つか含まれてます。というわけで、一月ほど前倒しの4/8に久々に練習参加をすることになりました。ミーティングといいますか、年に一度の総会も開かれますので、それも込み、なスケジュール変更です。

当日はパート練習から始まって、総会、そして英国在住らしいポルトガル人のご夫妻(で良いのだろうか?)によるフランス語とドイツ語の発音指導、というのが行なわれました。

まあ、細かいところはあんまり突っ込まないで下さい。

対象となっている曲は、G.フォーレの『ラシーヌ賛歌』と、A.シェーンベルクの『地上の平和』、でした。どちらも言葉の多い曲ですが、何せフランスで演奏することになるわけです。しかも、お客さんは夏休みを利用してヨーロッパ各地からやってくるわけですね。さあ大変。取り敢えずネイティヴ・スピーカが使うフランス語やドイツ語に一歩でも近づくことが目標になりますが、そこへ向けての第1歩、となったわけです。

その後は、外国語曲、特に宗教曲を中心に、全体の半分ほどの楽曲をさらいました。初見のものもあったのですが、その辺はお許し下さい。

久々の練習参加でしたが、顔ぶれが大きく変わったな、という印象。若い人が増えてますね。フランス・ツアーの性格上、社会人にとっては基本的に参加が厳しく、さりとて学生も試験期間とぶつかります。そんなこんなで、前途多難なところもああるのですが、若い力に期待、といったところでしょうか。当然のことながら私もがんばりますけどね。

次回は、GW中に行なわれる合宿について書き記すことになると思います。

と、云う事で。

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