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昨日になりますが、第4回目となるマリスステラコンサートを聴きに、横浜のみなとみらい大ホールまで行って参りました。以下、簡単に感想などを。というか、この後のメトが圧倒的すぎて実はあんまり覚えていなかったり、なのです・・・。

さてさて、まずはこのコンサートの構成メンバである5大学合唱団の演奏。横浜市大混声は寺嶋陸也『みち』から8曲を抜粋したものがメイン。ややパート・バランスに問題があるように思いましたが、丁寧でメリハリの効いた演奏だったと思います。

千葉大はこれも寺嶋陸也によるカンタータ『伊邪那岐・伊邪那美』からI、IIをメインに。続く宇都宮大学は林光の『狼森と笊森、盗森』短縮版をメインに。どちらも、演奏自体は大変良かったのですが、とても長かったです(笑)。お疲れ様でした。このコンサート、8ステージまであるわけで、聴衆が集中力を保つためには各ステージはもっと短くした方が良いんじゃない、とか思ってしまったのでした。実はこの辺、かなりうとうとしてたことを告白しておきます。

山梨大学は林光による宮沢賢治ものをメインに据えた構成。長らくこの合唱団を支えてきた中核メンバが抜けた穴をどうするのか、と思ってちょっとハラハラしつつ聴かせて頂きました。色々と課題はありますが、きっと良い方向に向かうのでは、ということを感じさせる演奏でした。

慶應義塾大学楽友会は5大学の中では唯一寺嶋陸也氏の曲を演奏しない、という構成。このコンサート、NHKホールに向かう必要があるため6ステージで抜けたのですが、その中ではこの楽友会の演奏が最も印象に残りました。H.Howellsの"Take Him, Earth, for Cherishing"が良かったです。重厚な音を響かせていました。

私にとってのラストは6番目の1年生ステージ。T.タリスですとか木下牧子ですとかK.ニューステッドですとか、背伸びしない選曲で、非常にさわやかな良い演奏だったと思います。まあ、タリスをやる人数ではないですが。1年生ってことは大半が初心者。こういうコンサートで合唱人としてのスタートを切れるのは幸せなことだと思います。これからもがんばって下さい。

以上です。

と、云う事で。

昨日(6/15)になりますが、リコーディングのため渋谷の某放送局スタジオに出向いて参りました。

某番組のテーマ曲になるんでしょうか。何年かに分けて放映されてるやつね。TV見ないんで良く分かんないんですけど。作曲は久石譲さんです。今回は指揮もして頂きました。

発声入れて1時間くらいでしたがそこそこ消耗。リコーディングって、何だかんだ結構緊張しますね。

と、云う事で。

一昨日(6/13)になりますが、英国の合唱アンサンブル=タリススコラーズ(Tallis Scholars)の東京公演@タケミツメモリアルホールを聴いて参りました。

編成はS4、A2、T2、B2の10人。指揮は勿論ピーター・フィリップス(Peter Phillips)。曲目は次の通りです。

トマス・ルイス・デ・ビクトリア(Tomás Luis de Victoria): 五旬祭の日が来たりし時
トマス・ルイス・デ・ビクトリア: 聖金曜日のためのエレミアの哀歌
セバスティアン・デ・ビバンコ(Sebastian de Vivanco): わが愛する者はいばらの中のゆりのごとし
セバスティアン・デ・ビバンコ: 第8旋法のマニフィカト
休憩
トマス・ルイス・デ・ビクトリア: レクイエム

スペイン特集で、基本的には没後400年のビクトリアを中心に据えたプログラムでした。前後半とも40分位でしたが、各声部殆ど歌いっぱなしですから結構大変、なはず。私には無理(笑)。しかし、当然のことながらこの人達は歌い続けても全く力が落ちません。

前半には聴いたことのなかった曲も含まれていますが、今回の目玉はやはりビクトリア。英国の合唱団ではありますが、スペイン気質みたいなものを随所に織り交ぜ、見事な音像を形成していました。やはり、鍛えられ方が違う、という感じですね。倍音鳴りっぱなし、ハモりっぱなし、個人的にはウルウルしっぱなし、でした。

タケミツメモリアルホールは結構大きいのでやや危惧していたのですが、杞憂でした。そうですねぇ、ホール中鳴りまくり、です。しかも、全くうるさくなく、包み込まれるように豊かな響きの中で過ごした1時間半ほどでした。至福の時間を過ごさせて頂き、ありがとうございました。

アンコールはやはりスペインの作曲家アロンソ・ロボ(Alonso Lobo): わがハープは悲しみの音に変わり、でした。

と、云う事で。

週末二日間にわたり(6/11-12)、『JCDA合唱の祭典2011 ~第12回北とぴあ合唱フェスティバル~』に顔を出して参りました。ちょっとだけ感想などを。

11日は色々企画されていたモノには参加せず(E.ウィテカーによる公開レッスンをみる予定だったのですが、彼の来日が遅れ中止になったためです。)、翌日久々に東京で演奏することになっている三重県のVocal Ensemble≪EST≫の練習にお邪魔しました。ああ、私元団員です。

この日は文京区で練習が入ってましたので、適当にお茶などをしてから後そっちに行きまして、そちらが終了後再び王子に戻ってESTの皆様と飲んでました。

日が明けて12日。お昼過ぎから王子入りして、E.ウィテカー氏による、県立福島高校の合唱指導を見学。私の曲ではコトバが全て、ですとか、合唱団との関係作りのためにこんな工夫をしてるんだよ、みたいな話が印象的でした。

14時からはウィテカー氏による講習会。ヴァーチュアル・クワイアの話、そして自分の来歴についての話があった後、質疑応答となりました。うーん、本質的な質問が多かったですね。そりゃ答えにくいって。それでも自分に引きつけて何事かを語ってしまうウィテカー氏は素晴らしい、とは思いました。ちなみに、ヴァーチュアル・クワイアについてはウィテカー氏が展開している下記サイトをご覧下さい。

ヴァーチュアル・クワイア

講習会終了後はお茶。その後いよいよ17:30より、『クロージングコンサート<世界の現代(いま)を聴くVol.2 エリック・ウィテカー>』の開始です。Vol.1を聴いた記憶があるのだけれど、正しいかな?

全部で9団体+全体合唱で、ウィテカー氏の曲を20曲。主なものはほぼ網羅、ですが、"Leonardo..."と"i thank You..."がなかったですね。いっそのことそこまでやって欲しかったかな。時間はもう少々OKっぽかったし。

取り敢えず、全部の団体について、そして各々の曲について細々と書くのはやめときます。全体としてヴァラエティに富んだ非常に充実したコンサートでして、私の後ろで聴いていた某M総合高校の生徒達も、「これ2,500円ってあり得なくね?」と言っていましたけれどその通りだと思いました。

でも、ESTについては書かないといけないので一言。曲の構造を個々人がしっかりと把握している、というのが強く感じられました。だから、演奏がダレません。ピントが合ってる、って感じですね。前日の時よりも人が増えてパートバランスもぐっと良くなってました。欲を言えば、もう1曲聴きたかったな。せっかく東京まで来てるのに、とは思いました。

もう一つ。元EST団員のいるharmonia ensembleについても一言。本当に素晴らしい演奏でした。つい1週間前にトゥールで行なわれていたフロリレージュ国際合唱コンクールでグランプリをとっての凱旋演奏でしたが、うーん、圧倒的、でしたね。この団体が演奏するルネサンスものなども聴きたくなってしまいました。なので、6/25の第2回定演には足を運ぼうかな、などとも考えています。コンクールでやった曲を演奏するみたいですね。下記参照。ちなみに、来年のユーロピアン・グランプリはスロヴェニア開催。となると4月、でしょうか。がんばって下さい。

harmonia ensembleの公式サイト

そんなところです。

昨日(6/9)になりますが、長いこと稽古してきました『アシタ ノ キョウカ』が千秋楽となりました。

震災による延期、間に入る様々なイヴェント等を乗り越えての公演でした。平日の夜という来場しにくい公演であるにも関わらず存外多くの方に見て頂きまして、誠に感無量、でした。

ここまで演劇的なものはやったことがありませんので、新鮮であると同時に、やや自分がここにいる意味って何だろう感も感じていました。そうですねー、この作品、合唱部分が少ないんですよね。特に男声は。この辺はちょっと残念な部分です。

それはおくとしまして、今回は反省無しです。歌うべきところはキチンと歌えた、チケット全部捌けた、良くスケジュール調整できた、等々、自分は結構凄いんじゃないか、なんてこともちょっと思いました。もう一回同じくらいのことをやれって言ってもまず出来ないでしょうね。なので反省点は無し、です。これ以上のことは出来ません。出来ないので反省しても意味ないのです。

まあ、スタッフ(広報)としての反省点はあるのですがそれは別の話、ですね。

以上、ごく雑ぱくな感想でした。

と、云う事で。

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