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Tokyo Cantat 2010にあわせて開催される第2回若い指揮者のための合唱指揮コンクールの案内が回ってきています。宣伝して!、ということなので転載しておきます。

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Tokyo Cantat 2010 コンクール担当スタッフの山口と申します。

Tokyo Cantat 2010 第2回若い指揮者のための合唱指揮コンクール のご案内です。

良き合唱のためには、良き作品、良き合唱団、そして良い指導者・合唱指揮者が必要です。
では、合唱指揮者のためには何が必要か?どのように力を蓄え、リハーサルを行うべきなのか?

日本で初めての試みとして2008年に行われた第1回合唱指揮コンクールは、
多くの参加者と多くの聴衆に見守られて、大盛況、大成功のうちに終えることが出来ました。
入賞した3人の若い指揮者は、その後も各地で大活躍しています。
2回目となる今回も、また新たな素晴らしい才能と可能性を発掘できることは間違いないことでしょう。

このコンクールでは、単に演奏の出来上がりを採点するのではなく、演奏に至るまでの指導力・表現力が審査されます。
さらに審査対象であるリハーサル・演奏とも、すべて公開した中で行われます。

指揮者を志す方にとってはもちろん、歌い手、音楽好きの皆さまにとっても非常に興味深い有意義なものとなるでしょう。

チケットは2月1日販売開始です。
学生 2,000円/一般 3,000円 で 一日出入り自由、
聴き放題、観放題、さらにはオーディエンス賞にも投票できる、超お得チケットです。

これを機に、Tokyo Cantat2010、GWの幕開けに是非足をお運びください。

以下は、出場者応募要項の抜粋です。
詳細は事務局へお問い合わせください。
熱意あふれる皆さまのご応募をお待ちしております。
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日時・会場 2010年4月29日(木・祝) 10:00AM 審査開始/第一生命ホール

参加資格 コンクール当日において満35歳以下であること。過去の本コンクールの優勝者でないこと。

事前審査 申込時に提出されたプロフィールおよびビデオの内容をもとに主催者が行います。出場者は最大12名とします。

内容 コンクールは予選、本選の2ステージにより構成されます。
予選、本選とも課題曲のリハーサルと演奏のすべてをステージ上で公開し、審査の対象とします。

審査員
 サイモン・キャリントン(イギリス/指揮者)
 カール・ホグセット(ノルウェー/歌手、指揮者)
 エルヴィン・オルトナー(オーストリア/指揮者)

表彰等
1位から3位までの入賞者にはディプロマおよび副賞。
聴衆投票によるオーディエンス賞。
1位受賞者には5月5日のクロージングコンサートにおいて披露演奏をしていただきます。

申込締切 2010年2月28日(日)必着。

参加料 30,000円(事前審査通過者のみ)

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***要項請求・お問い合わせ*******************

Tokyo Cantat事務局
〒170-0013東京都豊島区東池袋2-28-4-101
TEL: 03-3984-0405 FAX:03-3985-0406 E-mail:t-cantat@ongakuju.com
Tokyo Cantatホームページ:http://www.ongakuju.com/t-cantat/

※このトップページから、さらにブログへ入ると、応募要項がダウンロードできます。


※近々公式HPも2010年仕様になる予定です。

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※転載自由です。どうぞよろしくお願いいたします。

Tokyo Cantat 2010
コンクール担当 山口友見

随分前の話になりますが、先週の水曜日(12/2)に東京文化会館小ホールで行なわれた板倉康明氏率いる東京シンフォニエッタの第26回定期演奏会を聴きに行ってきました。簡単な報告を。

今回のタイトルは「先鋭的な名技性 Virtiosite Extremiste」となっています。この言葉の意味するところを厳密に推し量るのは大変なのですが、要するに今回のプログラムでは、先鋭的な音響を作り出すために非常に高度な演奏技法が要求される楽曲群を並べているのだと考えました。

1. ジョン・アダムス『チェンバー・シンフォニーの息子』(2007) 日本初演
基本的にダンサブルかつ舞曲風なところが多いチューン。しかしながらリズムは複雑です。今回のプログラムの中では最も聴きやすい曲ではありました。古典的な技法を基調に据えているように思いましたが、その敷衍の展開・敷衍の仕方には非常に斬新かつ鮮烈な印象を受けました。

2. ブルーノ・マントヴァーニ『ストリーツ』(2007) 日本初演
2006年にパリでP.ブーレーズによって初演された曲です。作曲家の言によると、ブーレーズに捧げられていますね。各楽器のソロが非常に面白い曲です。楽音ではないノイズが多用されているところなど、ブーレーズや、あるいはまた武満を思わせる技法が随所に現われていて、非常に興味深く思いました。

3. ヤン・ロバン『アート・オブ・メタル』(2006) 日本初演
メタル・コントラバス・クラリネットという楽器を用いた大変ユニークな作品です。この曲は特にソロが凄いですね。メタル・バスクラは本来木管のクラリネットを金管にしてしまった、ということになるのでしょう。音的にはサックスに極めて近づいています。倍音の出具合ですとか、その超絶技巧的な吹きっぷり(ちなみにソロは西澤春代さん)には大変強い印象を受けました。

4. 新実徳英『室内協奏曲I-アクア』(2009) 世界初演 委嘱作品
2楽章からなる曲だそうなのですが、今回は1楽章のみ。どこかで全曲通しで聴きたいものです。合唱曲もたくさん書いておられる新実先生ですが、管弦楽曲においてもその才能は遺憾なく発揮されています。極限的に演奏困難な曲だと思うのですが、その複雑極まりない音の粒立ち具合を堪能させていただきました。

さてさて、見ての通り初演が多いです。 素晴らしいですね。そんな素晴らしい演奏集団による次の演奏会は村上春樹の「パン屋襲撃」と「パン屋再襲撃」をオペラ化した、望月京作『パン屋大襲撃』という曲。3月ですね。そして7月には邦人作曲家の作品を集めた第27回定期演奏会、となるようです。

ついでながら、村上春樹と東京シンフォニエッタの組み合わせというのも何となく偶然ではなさそうな気がします。どうなんですかね。意図的?なお、ヤナーチェクがらみで言うと、年末に「第九+テ・デウム」を指揮してくれるチェコ出身の若手指揮者らしき方が、この日この会場にみえてました。本人かどうか確認できなかったのですが、来週オケ合わせに入るのでその時にはっきりするでしょう。

と、云う事で。

私設サイトの音楽CD紹介欄に、Princeによるこの春リリースの3枚組アルバム『Lotus Flow3r & MPLSound etc.』を追加しています。要するに、『Lotus Flow3r』と『MPLSound』がPrince名義のアルバムで文字通り彼が歌っていて、それに彼がプロデュースしたBria Valenteという女性シンガのアルバム『ELIXER』がくっついているわけです。Princeの2枚はいつものように非常に優れたものですが、Briaのものもそう悪くはありません。まあ、3枚組ではありますが値段は1枚ものと変わらないので、要はオマケみたいなもの。試しに聴いてみてください、という感じですね。

と、云う事で。

私設サイトの音楽CD紹介欄に、ディペシュ・モードによるこの春発売の新作『サウンド・オブ・ザ・ユニヴァース』を今更ながら追加しています。いつものことながら極めて完成度の高い作品です。もはやこれは職人芸ですね。

と、云う事で。

三重から帰還してます。今回初めて津まで車で行ってきたんですが、うーん、やはり遠いですね。仙台あたりより大変だな、と思いました。また、ETC割を使っても、往復運賃はそれなりなものになります。やっぱり、しょっちゅう行くには高速バス以外にはあり得ないという結論です。

さてさて、今回の目的だった休団している合唱団ヴォーカルアンサンブル≪EST≫の第17回コンサート後の打ち上げ二次会@「寅とさくら」の話は置いときまして、ついでに聴いてきたコンサートについて少々書いておきます(ああ、ちなみに冗談ですよ。)。

そうそう、寅とさくらはホントに良いお店ですね。現在3周年イヴェントらしく、ってそうじゃなくて。

何気にフルメンバのESTの演奏を生で聴くのはとても久々。キューバずくしの北とぴあというのもありましたが、あれはかなり良かった記憶が。今回はフランスでやった曲と、夏の新作コンサートで演奏した北川昇&信長貴富というラインナップです。

今回のベスト・パフォーマンスは北川作『かなうた』だと思いました。入り口で楽譜を売ればよかったのに、と思ったのですが、受注生産らしいですね。これ、木下牧子の幾つかの曲のような形で歌われる可能性もある曲集ですよ。夏のイヴェントや今回の音源はCDなどの形で入手できると思うので、ぜひ一度聴いてみてください。

この曲、ブルガリアその他でもやったりしそうなので、譜読み&暗譜をしなければならなくなりました。でも、全てはマーラー&はちもんめが終わってからですねぇ。

そうそう、今回のコンサート、実は北川昇氏もみえてまして、というよりはお呼びしておりまして、アンコールではテナーに混ざっていただき、更には打ち上げにも参加して頂きました。ついでながら、寅とさくらでの二次会にもお誘いしたんですが、残念ながら、でした。次回は是非、ですね。何しろ良い店ですから。そればっかだな...。

次回はどこかの小学校でのイヴェントに出演、とのことです。その次は札幌で全国大会ですね。ついでながら、私の復帰は年明け、というのも大体固まりました。

と、云う事で。

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