私設サイトの書籍紹介欄に、佐藤亜紀が1992年に発表した第2長編『戦争の法』文庫版を追加しています。これが初文庫化、となりますね。
タイトルは重いですが、それほど重たい話でもないです。案外ハリウッド映画的と言いますか。文学の持つイメージ喚起力みたいなものを再認識させてくれるような、良作だと思います。
と、云う事で。
私設サイトの書籍紹介欄に、佐藤亜紀が1992年に発表した第2長編『戦争の法』文庫版を追加しています。これが初文庫化、となりますね。
タイトルは重いですが、それほど重たい話でもないです。案外ハリウッド映画的と言いますか。文学の持つイメージ喚起力みたいなものを再認識させてくれるような、良作だと思います。
と、云う事で。
私設サイトの書籍紹介欄に、古川日出男による26時間制の東京を舞台とするファンタジィ『僕たちは歩かない』文庫版を追加しています。
多数挟み込まれたイラストは星野勝之が担当していますが、それも含めて、とても可愛い本です。愛してあげて下さい(笑)。
と、云う事で。
私設サイトの書籍紹介欄に、江戸川乱歩賞作家・高野和明によるエンターテインメント小説『6時間後に君は死ぬ』文庫版を追加しています。
未来が見えてしまう青年・山葉圭史を主要な登場人物とする、連作短編集という体裁をとっています。第1話と第5話をまとめたドラマを、WOWOWが放送しましたが、後半の監督は高野和明氏自身が務めています。
取りあえず、この作家の読ませる力、には驚くべきものがありますね。本当に魅力的な作品だと思います。是非ご一読を。
と、云う事で。
私設サイトの書籍紹介欄に、菊地成孔・大谷能生による2002年春に行なわれた講義の記録『憂鬱と官能を教えた学校』文庫版を追加しています。
講義の中身は、サブ・タイトルにあるように「【バークリー・メソッド】によって俯瞰される20世紀商業音楽史」、ということになります。要するに、本書によると、音楽史をひもとけばそれは全般的に記号化・計量化の方向にあるのでして、その権化とみなされるのがバークリー・メソッド、になるわけです。そこでは音楽はどう記号化され、体系化されているのか、そしてそれは音楽史の中でどういう意味を持つのか、ということが語られます。
非常に面白いです。音楽について、あるいは芸術一般について、何かをつかむヒントになるような書物。フジTVのワンツーネクストでも放映されているみたいなので、二人の声や実際の音を聴きながら更に内容に踏み込みたい、という方は是非そのようなこともお試し下さい。
と、云う事で。
私設サイトの書籍紹介欄に、有栖川有栖による2007年版本格ミステリベスト10の1位獲得作『乱鴉の島』文庫版を追加しています。
カラスです。エドガー・アラン・ポーです。ダークです。ヘヴィです。そしてロジカルです。いやー、素晴らしい。今世紀に入って実に色々なタイプのミステリが登場していますが、有栖川氏の姿勢は一貫してます。本格一筋20余年、この人はこれに尽きますね。良作をこれからも作っていって頂きたいものです。
と、云う事で。