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私設サイトの書籍紹介欄に、森博嗣による戦隊小説『ZOKURANGER』を追加しています。

これにて「ZOKU」シリーズは終了、のようです。ロミ・品川や永良野乃ともお別れ。非常にカラフルな印象なため、アニメーション化をしても良いかも、と思ってしまうシリーズですが、『スカイクロラ』に続いて押井守さん、よろしくお願いします。

と、云う事で。

私設サイトの書籍紹介欄に、三津田信三による「刀城言耶」もの第3長編『首無(くびなし)の如き祟るもの』講談社文庫版を追加しています。

複雑なんですが、第2長編『凶鳥(まがとり)の如き忌むもの』はまだ講談社文庫にはなっていません。ノベルスで出ているんでそっち読んでね、ということらしいです。そのうち文庫化されるでしょうけど。

それは兎も角、これは本当に素晴らしい作品で、帯にある「シリーズ最高傑作」というのはなるほどな、と思います。これ以上のものを書くのって、かなり大変ですから。勿論、先だって本格ミステリ大賞をとった第5長編『水魑の如き沈むもの』と比べてどうなんだろう、とは思いますけれどね。そっちを読んでみないことには何とも言えませんが。

と、云う事で。

私設サイトの書籍紹介欄に、三津田信三による「刀城言耶」シリーズ第1弾『厭魅(まじもの)の如き憑くもの』講談社文庫版を追加しています。

憑き物信仰を中心とした民俗宗教てんこ盛りな作品となっています。京極夏彦や藤木稟が先鞭をつけ、現在道尾秀介やこの人などがその裾野を広げていっている、というジャンルじゃないかと思ってますが、その手のものが好きな方には是非読んで欲しい一冊です。

と、云う事で。

私設サイトの書籍紹介欄に、三津田信三による2001年に刊行の作家デビュウ作『ホラー作家の棲む家』を改題した『忌館(いかん) ホラー作家の棲む家』を追加しています。

作者と同じ名を持つ編集者を主人公に、彼の手記と、彼がある雑誌に連載しているホラー小説を交互に配置するという構造を持つ小説です。今日の三津田信三を知っている私たちにとっては、「ふむふむ」なのですが、刊行当初は黙殺されたのたんじゃないか、などと思ってしまいます。十分面白いんですが、ちょっと趣味的過ぎるんですね。

以下、「刀城言耶」ものへと続いていきます。お楽しみに。

と、云う事で。

私設サイトの書籍紹介欄に、桜庭一樹が直木賞をとる直前の時期に書いた傑作『少女七竈(ななかまど)と七人の可愛そうな大人』文庫版を追加しています。

大変優れた作品だと思います。基本的には、旭川の地を舞台に、余りにも美しい顔をもって生まれてしまった川村七竈の、高校生時代が描かれます。幼なじみの雪風、祖父、飼い犬のビショップらとともに作り上げた完全な世界が、七人の可愛そうな大人たちによって徐々にかき乱されていく、というお話ですね。

「吉本ばななを彷彿と...」、とそっちの紹介文には書いてますが、案外この人の原点は太宰治なんじゃないかと思い始めました。太宰と言えばやはり文体が凄い。この作品についても、兎に角その文体が鬼です。最初っからぶっ飛んでます。取り敢えず数行でも良いので是非立ち読みしてみて下さい。

と、云う事で。

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