本の最近のブログ記事
私設サイトの書籍紹介欄に、円城塔による第146回芥川賞受賞の表題作を含む作品集『道化師の蝶』を追加しています。
単行本は2012年刊。収録された「道化師の蝶」と「松ノ枝の記」の2作とも、書かれたのは2011年になると思います。
面白いですね。途方もないイメージ喚起力を持つ作品2本となっています。これから先この人によって一体どのような作品が書かれるのか、興味は尽きないところです。
と、云う事で。
私設サイトの書籍紹介欄に、芦辺拓による長編ミステリ『殺人喜劇の13人』改稿版を追加しています。
第1回鮎川哲也賞受賞作であり、この作家のデビュー作です。時代が変わっても決して色あせることのない、傑作だと思います。是非ご一読のほど。
と、云う事で。
私設サイトの書籍紹介欄に、三津田信三によるホラー・ミステリ長編『シェルター 終末の殺人』を追加しています。
2004年にミステリ・フロンティアという叢書の1冊として刊行されていたものです。姉妹編というか兄弟編というか、『スラッシャー 廃園の殺人』の3年前にあたりますね。
シェルターという極めてクローズドな環境下で起こる、密室連続殺人もの、という良くあるパターンを踏襲する作品ではあるのですが、そこはさすがにこの作家です。その見事な仕掛けに驚嘆してください。
と、云う事で。