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一昨日(7/20)になりますが、勝どきにある第一生命ホールで行なわれておりました、山梨県の合唱団、アンサンブル・カーノの東京公演を見て参りました。以下、ごくごく簡単に感想などを(以下全て敬称略)。

演目は最近個人的にも触れる機会が非常に多い長田弘による詩をベースにしたシアターピース作品で、信長貴富作曲『食卓一期一会』です。指揮は依田浩、ピアノ・須永真美、演出・齋藤千津子、照明・木下泰男そして監修に作曲者自身、というスタッフ構成でした。

この曲、もともとアンサンブル・カーノが委嘱した作品ということになります。この合唱団、山梨県を拠点に活動しているわけですので、東京公演というのは相当な勇気と覚悟が要ったのでは、と慮りますが、まあ、間違っていないでしょう。

ソロあり、たぶん全員による独白あり、合唱あり(当たり前ですが)、振り付けありの作品ですが、非常にクオリティ高く、そしてまた暖かい雰囲気が会場を満たすような公演でした。堪能させていただきました。

加えて、やはり大変な才能と言いますか、楽曲が素晴らしいですね。諧謔さと批評精神に満ちた、傑作だと思います。ちょっと楽譜が欲しくなった次第。

最後になりますが、ちょっと驚いたのが、その集客力。このホールで立ち見、というのは今まで見たことがなかったですね。きっとメンバの努力と人徳によるものと思いますけれど、このあたり、見習いたいところです。

と、云う事で。

私設サイトの書籍紹介欄に、三津田信三による刀城言耶シリーズ第5長編『水魑(みずち)の如く沈むもの』文庫版を追加しています。

第10回本格ミステリ大賞を受賞した作品です。極めてハイ・クオリティ。そしてまた、非常に読みやすいです。デビュウ以来進化をし続けているこの作家ですが、ついにここまで、という感じですね。ある意味誰にでも推薦できる作品。是非ご一読を。

と、云う事で。

私設サイトの書籍紹介欄に、安東能明による連作警察小説集『撃てない警官』文庫版を追加しています。

巨大なものになってしまったこのジャンルに、また新しい才能が加わった、という感じですね。日本推理作家協会賞の「随監」など7篇、是非ご堪能ください。

と、云う事で。

私設サイトの書籍紹介欄に、誉田哲也による長編第3作にして今のところ唯一の時代小説『吉原暗黒譚』を追加しています。

第3作までが、伝奇小説→サイバーパンク→同心もの、ですからね。幅広いですよね。

この後、同心ものが警察小説に発展して、今ではこれのエキスパートとして認められ、更には青春小説の旗手にもなっていくわけです。それがここ10年足らずの出来事とは。

いやはや、ホントに、なんでも書けてしまう恐ろしい人ですね...。大変な才能だと思います。この先、一体何を見せてくれるのか、非常に楽しみです。

と、云う事で。

私設サイトに、京極夏彦による柴田錬三郎賞受賞作にして、「巷説百物語」シリーズの1冊『西巷説百物語』文庫版を追加しています。

計7本が入っていますが、さすがにクオリティ高いです。このシリーズ、これで終わってしまうのか、と思われる節もありますが、まだまだいけそうですね。ライフワークの一つとして是非とも書き続けて頂きたいものです。

と、云う事で。

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